【隣のお部屋のお兄さん】
魔人。
開幕「聴いた」
ここは遊異区にあるマンション郡が建ち並ぶ場所。
そのうちの1つのマンションに私は数ヶ月前越して来た。
同じ階の人達は皆、ここが異形蔓延る世界である事を忘れさせてしまうくらいには優しく、遊異区の事を全く知らなかった私はよく手を貸してもらっている。
いつものように学校に通い、買い物をし、たまに友達と遊ぶ。そんな日々を過ごしていた。
その日は確か、先生の手伝いで少し遅く帰って来た日だったかな。それで5時を回ってから自室に帰って来た。
それから数分が経って、一瞬だけ異常なくらいに静まった次の瞬間。
隣の部屋からべとべとと変な音が壁越しに聴こえてきた。
その日はその部屋に住んでいるお兄さんに何かあったのかと思って心配になってあまり眠れなかったけど、次の日おはなししたら大丈夫そうだった。
でも、お兄さん、なんだか具合が悪そうにしてて私が心配になったから、毎日おはなししてみようと思う。
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