幼い頃に助けてくれた“拙生さん”を慕い、陰陽術を学ぼうとする賀茂朝飛。
しかし、強い霊力を持ちながら術を知らない彼は、妖怪に狙われやすい危うい存在でもあります。
名を名乗らず、一人称は拙生。
陰陽道具の訪問販売人として古都を歩く彼は、なぜか朝飛に術を教えようとしない。
その理由が、物語を進めるほどに静かに浮かび上がっていきます。
課題という形で差し出される学びは、ただの修行ではなく、拙生さんが抱える過去や想いへとつながる鍵。
呪物の引き取りや怪異との遭遇を通じて、二人の距離が少しずつ変わっていく過程が温かく、どこか切ない。
古都の空気――
人ならざる存在との距離が近い陰陽ファンタジーです。
一気読みしてしまいました。
古都・京都の空気と、陰陽道具の訪問販売、そして呪物の引き取りという設定がとても魅力的で、読み始めた瞬間から『これは面白い』と一気に引き込まれました。
この作品の大きな魅力は、怪異や呪物の不気味さがしっかり描かれている一方で、ただ怖いだけでは終わらないところだと思います。陰陽術や呪物に関する知識、仕事としての現実感、そしてそれに関わる人たちの覚悟が丁寧に描かれていて、和風オカルトとしての読み応えが抜群です。
特に印象的だったのは、拙生さんと朝飛くんの関係性です。軽妙なやり取りにクスッと笑わされながらも、拙生さんが朝飛くんを簡単には危険な世界へ踏み込ませまいとする姿には、深い優しさと過去の重みが感じられました。朝飛くんもまた、ただの憧れだけで進もうとするのではなく、必死に学び、考え、過酷な現実をも見据えようとするひたむきな少年で、その成長を全力で応援したくなります。
怖さ、知識、会話の面白さ、そして人物同士の温かさ。そのすべてが自然に重なっていて、気づけばページをめくる手が止まりませんでした。
和風オカルトや陰陽師ものが好きな方はもちろん、『怪異の向こう側にある人の想い』を味わいたい方にもぜひ読んでほしい、心躍る傑作です。
京都を舞台にした、静かで心に染みる不思議なお話です!
幼い頃に怪異に遭いかけた少年朝飛くんは、謎の訪問販売人拙生さんに救われる。陰陽の品を扱う拙生さんのもとへ通い、少しずつ学んでいく日々は、穏やかで温かいです。
怪異は登場するものの、派手さではなく静かな解決が魅力でやさしい余韻が残ります✨️
読み進めていくうちに、おやおや?と、どんどん気になることが増え...謎がまた謎を呼び...
次々読んでしまいます...w
作者さんの文章は、柔らかくて読みやすくキャラクターたちの会話や心の動きがわかりやすいです✨️
拙生さんの人柄や、朝飛くんのまっすぐな気持ちがじんわりと伝わってきて専門的なことは知らなくても自然に物語に入り込めます。
ひとまず完結しているので、読み切りやすい長さなのも嬉しいところです!
早く続きが読みたい...こんないいところで止めるなんて作者さんはSだと思います()
読んだら世界にハマると思います。
是非読んでみてください✨️
おすすめです!