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  • 第8話 欠落への応援コメント

    yagiです。
    今回は私の企画に参加していただきありがとうございます。
    作品、全て読ませて頂きました。

    主人公は人間の魂を食べることによって、生き永らえる妖怪。妖怪は魂を食べるとその人物に成り代わることができて、人間社会に溶け込んでいる。このお話では自殺をしてしまった稲葉昂輝という社会人の男性になっていて、彼の妻と共に過ごしている。

    魂を食べると、その人物の記憶、感情というのは引き継げる。しかし妖怪自身には人間のような感情がない為、愛や恋というのは分からない。分からないというよりは、出てこない、みたいな印象の方が近いのかな。魂の持ち主を通して、そういった感情に理解を示している部分が第8話でありましたので、妖怪本人からはそういった感情が出てこない。けど、魂を返してその感覚や知識というのはある。
    読んでいて、そう解釈しました。

    妖怪は人間の魂を通して、人の感情に強い関心を抱き、色々な人間と接触していく。というのがこの物語の8話時点での内容でした。

    主人公は妖怪です。かなり人間社会に溶け込むことが上手い妖怪。魂から記憶を得て、それに沿って生きるという習性があり、これが中々面白いなと思いました。魂を食べるだけで、満員電車に乗ったり、会社に行って仕事したり、SNSをしたりできるようになる。こうした能力というのは魂を使い切った後でも引き継がれるんでしょうか。気になりますね。

    この妖怪は作中で「人間は自身を数え切れぬほど偽って生きているが、人間に化ける妖怪の自分と比べてしまえば些末なものだろう」ということを言います。
    自身を人間よりも下等な存在のように語っている。妖怪が出て来る作品において、あんまり見ないタイプの考えのキャラだと思いました。

    大抵妖怪がテーマの作品と言えば「私のような妖怪が、どうして下等な人間に住処を追い出されなければならんのだ! 許さん!」みたいのがよくあるタイプです。人間に味方する妖怪というのも「それはそうだけど……」みたいな、相手側に対して一定の理解があります。

    けれど、この作品の妖怪というのは「我々は人間の魂を喰らって生きている下等な生物だ」「人間は我々とは違う視点、豊かな感情を持っていて凄い」という考えを持っています。
    この作品は妖怪という視点を使った人間賛歌の物語なのかなあ、と読んでいて感じました! これは私の勝手な妄想なので、もしかしたら全くそんなこと考えてないっす、と言われてしまうかもしれませんが、私はそんなことを考えながら読みました!

    まだ連載中ということなので、今後どのように物語が展開していくのが、楽しみです。
    改めまして、私の企画に参加していただきありがとうございます!
    良きカクヨムライフを!