ひたすら綴られる甘い甘いお話に口から砂糖を吐きそうになりました。でも後から気づいた時にはもう遅い。そこまで読んだ時点でもう物語に取り込まれている。本当の恐怖は事故物件や心霊スポットに存在するものではない。日常に潜むからこそより恐ろしい。こうして足元から崩れていく日常の感覚を味わいたい方はぜひ読了してみてください。読み終えた時にこのレビューの意味にも気づきます。
もっと見る