　神さまは、そんな存在たちからの返答をお聞きになりました。

　そして未来のために、彼らにお言葉を与えられたのです。

　竜たる者には、このように。

　ほんとうのつよさをてにいれたいならば、きみは視（み）殺（ごろ）しなさい。

　聖者たる者には、このように。

　きよらかなけしきをのぞむのならば、あなたは視（み）捨（す）てなさい。

　魔王たる者（ニーフルティア・エンズ）には、このように。

　せかいをかえるときめたのならば、おまえは視（み）守（まも）っておやりなさい。

　神さまは最後に、けっして目をそらしてはいけないと、そんな存在たちへ哀しそうに仰せになりました。

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