「おにーさん、お仕事ちゅー?♥ そんなのいいから、みあに構って♥」
お隣さんである
「おにーさん、お仕事ちゅー?♥ そんなのいいから、みあに構って♥」
「そうだよ。弊社の機密情報もあるかもしれないからあんま見ないでね」
「もうおにーさんの社用PCのログインパスワードは把握してるから、だいじょうぶだよ♥」
「なにも大丈夫じゃなかったりする」
「いつでもえっちなゲームをインストールしてあげられるよ♥」
「やめてほしかったりするねー」
「……ねえ……おにーさん? 生返事、やーだ♥ もっとみあと遊ぼうよー」
「え? ああ、ごめん。でも仕事中だから……返事はするから許して」
「うぅ~……何時に終わるのー?」
「夕方六時過ぎには……」
「えー!? そんな時間までいたらママに心配されちゃう……」
「一人暮らしの独身男性の家に愛娘が足しげく通っている時点で既に通報レベルで心配されている可能性がある」
「もしもし、ママ? いま、おにーさんのおうちにいて……あ、話聞いてたの? 盗聴済み? 六時までいていいの!? やったー! ママ大好き! うん、七時には帰るね! うん、うん。盗聴器の位置はバレてないみたいだよ! うん、じゃあねママ! はーい!」
「盗聴器?」
「ママと通話したら、ごはんができる七時までに帰ればいいことになったよ♥ 六時からいっぱい遊ぼーね♥」
「盗聴器?」
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