この1ヵ月、と一言で言ってしまうのは簡単ですが、
いろんな人のいろんな1ヵ月があったと思います。
これは、作者様の1ヵ月を丁寧に綴った作品です。
作者様が好きだった作品や媒体が次々と終わっていく寂しさと、それに揺れる心がとても丁寧に描かれていて、「ああ、わかる」と頷きながら読んでおりました。
読み進めていくと特撮との出会いの背景に、亡くなった友人との思い出があることがわかり、作品を見続けてきた理由には、深い意味があったのだと感じました。
今の時代、急速に時代が変化しており、様々な情報に振り回される中でも、自分の仕事である選考(作者様はU24作品の審査員もなさっておいででした。)に向き合い、
未来の書き手へ気持ちをつなごうとする姿をあたたかく感じました。
U 24世代の皆様にもぜひ読んでいただきたい。もちろん幅広い世代に呼んでいただきたい。これは、そのような作品であると思います。