静かに胸を打つ感動作。彼らの情熱が今の文化の礎になるまでの物語。

今あるポップカルチャーが、決して個が作り上げた文化ではないことを物語るためのクロニクルです。

個々の情熱と変遷する社会。

そのせめぎ合いと青春の熱量。

黎明期特有の退廃感。

現実と虚構の狭間で揺蕩う蜃気楼のような景色を分かち合ってくれる傑作エッセイです。

読むにつれ、なぜか思わず目頭が熱くなりました。

作者様の熱に、当時の匂いに、あてられたせいかもしれません。

忖度抜きにおすすめ致します!

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