ダンジョンから始まる不死者生〜理由ある俺の悪役ムーブ〜

異世界人(願望)

第1章 転生とダンジョン編

第1話 転生

 ここはどこだ? 暗い部屋だ。周りに、誰かいそうだ

 そして僕は誰だ?

 たしか、日本に住んでいたところまでは思い出せるんだが、その先が曖昧だ、記憶にもやがかかっているような感じがする。

 

 

「こんにちは、みなさん」

 

 誰だ!? あいつは

 

「困惑しないでください、みなさんは、とある事件に巻き込まれ亡くなられてしまいました。そして、その影響で記憶も飛んでしまいました」

 

 じゃあ、ここは? そしてあいつは?

 

「おい! お前は一体誰なんだ! そしてここばどこだ!」

 

 ちょうどよく、僕の疑問を投げつけてくれた人がいたみたいだな。まあ、50人くらい、いると思うし、そうなるのは当然か。

 

「おっと、名乗り遅れました。今回皆さんの転生を担当する……そういえば、みなさまに明かす名前がございませんな。まあ、マスターとでも呼んでください。そして、ここは転成用意所です」


「「「転生……」」」

 ざわめいてるな


「これから皆さんには、ガチャを引いてもらい、転成先や、転成後降り立つ場所、そしてスキルなどを決めてもらいます。しかも、なんと今回だけ10回も回せちゃいます。ガチャのタイプは8種類、安定したものや、博打なものまで! あ、それと、皆さんは記憶が薄いので反応もいつもの方よりも、薄いですね。まあ、関係ありませんが。ハッハッハ」

 

「えっと、その、つまりは異世界転生するってことっすか?」


「ご名答! その通りです。皆さんには、これから剣と魔法の世界、仮称096357に行ってもらいます! では、ガチャを引いてください。詳しい説明は。そのガチャについていますよ!」

 

 うわっ! いきなり駄菓子屋とかに置いていそうなガチャが出てきたな。


 えーと、それでこれは、説明書か? 転生させるんだし、かなりすごい力を持っていそうだけど、紙って。うーん、アナログだなぁ


 まあ、いいか、えーとどれどれ

 

 ――――――――――――――――――

 <説明書>

 転生した場所(〇〇国、〇〇ダンジョンの何階層等)種族、スキルなど前準備全てが10連ガチャで決まる。引くガチャは選べるちなみにランクはしたから

 C(50%)

 UC(25%)

 R(15%)

 VR(7%)

 SR(2%)

 SSR(0.5%)

 SSSR(0.49999999999999999%)

 GOD(0.00000000000000001%)

  となる、()内は確率

 1.全てVR

 2.4つSR残りはR

 3.SSR2つ、残りはR

 4.SSR3つ、残りはUC

 5.SSSR2つ残りはUC

 6.SSSR1つ、残りはR

 7.完全な運

 8.GOD1〜2つで残りはUC以下がランダムで出て、1つは大外れ(1〜7には出てこない)

 

 転生先の世界に転生後の関しては、お楽しみ。種族は大体が人外だよ。

 ―――――――――――――――――――――

 つまり、ガチャ以外のことは何も書いてないな。うーん、肝心の転生先の世界もわからないし。

 

 まあ、とりあえず回すか。とりあえず安全なのにしよう。8は絶対に地雷だ。博打すぎる。 

 

 えーっと、どうやったら、切り替えられるのかな?


 それと、関係ないけど、桁がSSSRだけいろいろとおかしいだろ、いやGODが出る確率を低くするための処置なんだろうけどさ。


 というか、これこそ説明書に書いておけよ。まあ、いいか。うーんと、このぐるぐる回すやつが、ガチャのだと思うから、なぜかついてる、数字の表示されてる、タブレットみたいなやつ、かな? スライドしてみよう。お、1が7に変わった、そういうことか、うーん、どれにしよう。でも、この選択をミスしたらなぁ。うーん、ん? お助けボタン? なんか、いろいろ教えてくれるのかな? でもなぁ、怪しいな。でも、わからないから押してみるべきか? でもな、重要なことだし。



「みなさん、早くしてください、引かないと。そのまま転生させますよ」


 うわっ、まずい。早く引かなきゃ、えーととりあえずこれを押してみるか、えいっ!


『ガチャスタート!』

 え、ちょ、は? どうしてそうなるんだよ。


『テッテッテレッテッテテレッテテーン!』


『結果はこれだよ!

 1.スケルトン(種族)C

 2.最難関ダンジョン最下層(転生場所)最悪』


 ど、どうしよう


『3.完璧翻訳(スキル)UC』


やばい、止められないかな。


『4.突然変異(特殊)GOD』

『5.死体耐性(スキル)UC』

『6.基本魔法(スキル)C』


 あ、あわわわわ



『7.殺害への抵抗感ダウン(スキル)UC』

『8.決断力上昇(スキル)C』


 もう、どうでもいいや


『9.剣術C』

『10.特殊死霊術(固有スキル)GOD』

 

『スキル説明(数字で表記)

 3

 どのような言語も読み取り、翻訳できる

 5

 死体を見ることに対しての抵抗がなくなる

 6

 基本的な魔法が使えるようになる

 7

 殺害への抵抗がなくなるが、倫理観がなくなるわけではない

 8

 決断力が上昇する、いい方向に向かうかは、わからない、ちなみに、判断力も上がり、冷静になりやすくなる。だからこそ悪くなることも……

 9

 剣が使えるようになる

 10

 行えること

 1.死体または死にかけから魂を抜き取って、それを素体として、配下を生み出すことができる(ただし、弱体化する)

 2.魂を感知できる

 3.魂に触れられる

 4.圧倒的な力の差があれば、魂を抜き取れる。

 5.配下から力を借りることができる。

 6.配下を消費して、攻撃に変換することができる

 7.配下を作ると経験値が手に入る

 8.自分自身の進化に配下が反応する

 9.自分自身がアンデットの場合、経験値が入りやすくなる

 

 やったね! GOD2つの大当たりだよ。10番の、固有スキルはまだまだ効果があるから、転生後に研究してみてね。これが能力用紙ダヨ!』


 うわっ、紙が出てきた。にしてもなんだよ、このガチャ。無能じゃないか。いや、焦って押した僕が悪いのか。まあ、いい、一回スキルとかを確認しよう。この紙に書いてある……そういえば、なんか、あんまり抵抗なく理解してるな。うーん、前世ラノベ好きだったのかな。まあ、いいや。


 えーと、スケルトン、スケルトンかぁ。転生場所……最難関ダンジョン最下層って地獄かな? うーん。生きていける気がしない。

 スキルは、うーん、翻訳は普通にありがたいなそれと、スキルじゃないけど、突然変異かぁ。うーん、どうなるのかなぁ、GODだし、進化とかがあったら、かなりの影響とかするのかな。


 で、他のスキルは……うーん、死体耐性と殺害への抵抗ダウンかぁ。うーん、まあ、異世界に生きる上では役に立つのかもな。


 それと、魔法に剣術か、これは嬉しいな。まあ、ランクを見るに、異世界とかでも溢れてるんだろうな。まあ、基本にただの剣術だしそうか。



 それでこの特殊死霊術っていうのは、まあ、書いてる通りか。便利なんだろうけど強くないと意味なさそうなんだよな。まあ、このアンデッドなら経験値が得やすくなるっていうのは、良さそうだな。スケルトンだし、ちょうど良さそう。


 経験値っていうのは、レベル上げるのに必要なんだろうな。異世界系のラノベ好きっていうのは、異世界転生すると少し有利だな。


 まあ、そういうのに当てはまらない世界だったら、意味がないんだけどな。それと、名前は……まあ、いいか。多分周りに人なんていなさそうだし呼び合う名前はいらないしな



 なんとなく、寂しいな。まあ、命の危機にさらされることになると思うし、そんなこと考えてられないか。


 そういえば、ステータスとかあるんだろうか。


 紙になんか書いてないかな。えーと、ん? なんか裏にちっちゃく書いてあるな。えーとなになに、「GODを2つ引いたあなたにサービス。ある程度の情報を開示します」か、それは嬉しいな。


 なになに「まず、これからいく世界は、あなたたちの世界にあるライトノベルという書物の中でも、スキルがある異世界系のライトノベルの世界設定に近い世界です」ほぇぇ


「ステータス(ただし、スキルとレベルのみが表記されています。力などの、ステータスはございません)やスキル、魔法などがあります。魔法は、スキルさえ持っていれば、使えます」

 なるほど

「使い方は、魔法を使いたいと念じてください。そうすると、何ができるか、思い浮かんでくるので、その中から、使いたいものを念じてください。そうすれは、使えます。

 これは魔法だけでなく、ほぼ、すべてのスキルが同じです(常時発動方の剣術や万能翻訳等を除く)ちなみに、ステータスを見たいさいはステータスと念じてください。

 あと、ある程度のレベルに行くと進化します」うーん、付け足しが多いな



「それと、種族は、人族と魔物が存在し、人族は主に、人間、エルフ、ドワーフ、ノーム等がいます。そして魔物は、ゴブリンや、オーク、ドラゴン、スライムなど、あなたたちでも知っているような、ものがいます(そもそも、起源はこちらですので)開示情報は以上となります。PS.マスターより、私の暇つぶしになると嬉しいです。なんせこれしか仕事がないもんで」なかなかに、有用な情報が手に入ったな。付け足し多いけど。


 それと、なんかマスターの私情みたいなのが入ってるな。しらんけど。




「では、そろそろ向かうとしましょうか。ちなみに、さっきのは嘘です。みなさんが遅かったので少々おどさせていただきました。全員が引き終わり、ある程度確認できたようなのでいきましょうか。それでは参ります。転移!」


 体が作り替えられていく気がする。意識が朦朧になっていく……


 〜〜〜


 う、うーん

「ゴギャア?」


「ひっ!」


 恐竜、みたいなやつが、待って涎を垂らしてる。まずい、狙われてる、逃げないと。


「ゴガァァァ!」

 間に合わない……


「グアアアアア!」

 恐竜みたいなのが、ドラゴンっぽいのに食べられた……だ、だめだ、こっちをみてる。そ、そっぽを向いた。



 いなくなった。よ、よかった。


 死ぬかと思った。


 心臓が、うるさい気がする


 スケルトンになったからないはずなんだけどな。手を見てみるか。えーと、骨じゃない? 肉がついてる。これは突然変異の影響かな? まあ、いいか。それと、この肉は、腐肉だな。うーん、不味そうだから見逃してもらえたのかもな。


 と、とりあえず、安全そうなところを探すか。


「オマエ、ダレ? ウマソウ」

 す、スケルトンだぁ、いや、僕もだが。

 

 認識できてないのは、僕に腐肉がついてるからかな。くそっ、これいらないじゃないか!


 と、とりあえず逃げないと!


「ヒッヒィィィ」


 この先、どうなるんだろうか。その言葉が、僕の頭の中を巡っていた。


 そして、逃げ切れるんだろうか。




______________

初めましての方は、初めまして、それ以外の方はよろしくお願いします。異世界人(願望)と申します。もし、この作品が少しでも面白い!続きが気になる!と思ってくださったら、⭐︎、フォローなどなどしてくださると嬉しいです。

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