誰でもいい!誰でもいいんだッ!!誰か私をほめて!!!大丈夫だ。美人ならそれが許される───。そう、声のいい先輩の声を勝手に録音してASMRにしても許される。そんな「誰でもいい」になし崩し的に付き合わされる主人公の気持ちがどう揺れていくのかが楽しみな作品です!
冒頭から背徳感と甘さが濃密で、一気に引き込まれました。代替品だと理解しながら抱きしめる語り手の苦さと、雛菊先輩の壊れそうな健気さの対比が非常に刺さります。誰のものでもない優しさが、いちばん残酷で、いちばん甘い。この関係がどこへ転がっていくのか、続きを読まずにいられないプロローグでした。