高校に入学した那由多ちゃんの前に現れたのは、顔面偏差値が限界を突破している超絶イケメン、有瀬くん。
しかしこのイケメン、どうやら神様が顔の造形にこだわりすぎた反面、その他を色々雑に作ってしまったらしいのです。
女子に言い寄られた有瀬くんは、たまたま近くにいた那由多ちゃんを恋人ということにして断り、しかし嘘をついたのでは閻魔様に舌を抜かれてしまう。それはイヤだから本当に恋人になれと言われ、二人は晴れて恋人に……。
いや、おかしいでしょ!
とりあえず付き合うことになったものの、色々雑!
いきなり超絶イケメンと、こんなわけわからない形で付き合うことになった那由多ちゃんに喜びなんてありません。
戸惑い100%です!
しかも、変人は変人を呼ぶというべきか、有瀬くんの周りは一癖も二癖もある人ばかりで、那由多ちゃんの高校生活は波乱に満ちたものに。
けどね那由多ちゃん、君も十分変人だから。
登場人物は子供から大人までどこかみんな、頭のネジが外れたような面々。
愉快なアオハルがはじまります!
ちょっと涙脆い女の子、那由多ちゃん。
彼女が高校の入学式で出会ったのは、息を飲むほどのスーパーイケメン、有瀬くん。さらに、あっという間にそんな有瀬くんの彼女になり、お付き合いが始まることに。
まるで、少女マンガのようなドキドキキュンキュンを予感させる展開じゃないですか。
ですが、で・す・が! そううまくいくと思ったら大間違いなのです!
実は有瀬くん。顔がイケメンなのは間違いないですが、中身がとにかく変・変・変!
なぜかマグロのきぐるみを着てお迎えしたり、プレゼントとしてゴミを渡してきたり、とにかく色々雑だったり。
言っておきますが、有瀬くんは決してふざけているわけではなく、むしろ大真面目です。だだ根本的なところでどうしようもなくおかしいのです。それはもう、スーパーイケメンな顔面が霞むくらいに。
しかも有瀬くんの周りの人、というかこの話の登場人物のほとんどが、どこかおかしいというオマケつき。
そんなのに振り回されるものですから、ただでさえ涙脆い那由多ちゃんの涙腺は崩壊しっぱなし。読者である自分も、読んでいて思わず涙がこぼれます。ただし、笑いの涙ですけど。
ただし、そんなおかしなことだらけのお話なのに、たまにしっかりキュンとすることがあったり、真面目に悩み心に突き刺さるようなシーンがあったりするのも、本作の大きな魅力。
こんなメンバーじゃ何やっても笑いにしかならないでしょと思うのに、しっかり心動かされてしまうのに驚きです。
今までの説明を読んでいると、とても信じられない方もいるでしょう。そう思うなら、ぜひ読んで確かめてみてください。