気のままに綴られるエッセイ
asuma
1. 承認欲求の抑え方
私には人並みに承認欲求があります。
常日頃から他者に認められたいとも思っているし、そうなれない自分を哀しく思う瞬間ももちろんありますが、特別な感情ではございません。
誰にでも備わった機能なのです。
そもそも承認欲求はあると思われるのも恥ずかしいとされていますが、人は承認に喜びを感じる生き物です。不快になる人間などまずいない。
究極のところ人はどこまでも孤独で、独りぼっちなのだから人の間にぬくもりを求めて当然です。それが容姿であれ体型であれ、文章であれ、歌声であれ、構うものではありません。
ネットの承認で満たされるものもあれば、リアルで満たされるものもある。重要なのはその割合を極端にし過ぎないことなのです。承認を求めるが故に心をすり減らし過ぎてはいけない、焦燥感を感じ過ぎては壊れてしまいます。要は程度の問題なんです。
ネットで求め過ぎず、リアルで求め過ぎず、一定の間で綱渡りできれば構いません。それが普通です。誰でも心のどこかに闇があって、それを誰かに受け入れて欲しいのにその相手がどこにもいなかったのなら、顔も知らない他人でもいいから受け入れて欲しいと思うでしょう。
卑下し過ぎては心を腐らせるだけ、承認欲求を抑えたいのなら究極のところすべきは一つ。そんな自分を認めることです。
私は承認欲求を持ち合わせていると堂々と認めること。
承認欲求に困り果てる人は大抵、承認欲求を兼ね備えるものは醜く愚かで恥ずかしい人間だと認識しています。同時にそれになるまいと必死に言い訳を考えて抵抗を試みる。
時には他者への攻撃と変換したり、アンチのような心を持ったりもする。
でもそんな自分をまるっと受け入れて仕舞えばいいんです。承認欲求が薄い方が何かと生きやすい。でも持っているからには受け入れなければいけない。でなければより醜く心を腐敗させてしまいますから。
承認欲求を一度認めて仕舞えば清々しいものです。
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