2025/12/4 キノ
今日は特別寒くて世界がめちゃくちゃ冬の顔をしていたように思います。明日はどうなるかな。
キノ 『キノの旅』より
しゃべるモトラド、エルメスに乗っていろいろな国を旅している旅人の少女。
今回の推しキャラはキノです。上記のモトラドとはいわゆる二輪車のことで、作中では空を飛ばないものだけを指す、と説明されています。
僕がキノの旅を知ったのは中学生ぐらいの時だったと思います (世代がバレる)。当時一度目のアニメ化がされてWOWOWで最終回が流れていたのをたまたま見て、それからレンタルビデオ店でDVDを借りて見ました。
正直に言うと、僕は最初キノのことを男の子だと思っていました。声優さんが女性だったことについても声変わりもまだな少年だからなんだろうな、と勝手に解釈していました。
そして『キノ』というのは彼女の本当の名前ではありません。彼女が生まれた国にいた頃に出会った旅人の男性の名前でした。とある理由でその国にいられなくなった彼女がエルメスに乗って逃げ出した後、その名を継ぐようにキノを名乗るようになります。男性のキノはその時に亡くなっています。本来の名前は確か作中では明示されてなかったと思いますが、「一文字変えるとひどい悪口になる名前」という記述が原作小説にあった記憶がぼんやり。
キノは自分ルールの中で旅をしています。『一つの国にいるのは三日間だけ』というのが一例になります。
旅の道中には様々な国が出てきますが、普通に滞在して国の人と接して終わり、みたいなこともあれば荒事に巻き込まれてしまうこともあります。でもいつでもキノは何が最善かを考え選び取っているように見えました。その結果人を殺めてしまうことになっても。
若い頃はこの小説を読んでは、
「言葉の壁がなければ僕もいろんな国に行けるのになぁ」
と漠然と夢想していました。今になると分かるのですが、実はそんなに旅に憧れなんてなかったのかもしれません。だって、言葉の壁なんて本気で旅をしようと思えばどうとでもなることだと思うから。僕の言っていた『言葉の壁』は自分で作った要は言い訳だったんだなぁ。
キノの旅は決して観光をしているわけではなく、むしろサバイバルに近い部分もあります。国と国の間に国境がある方がまれで、だいたいは国を出たら次の国まで何日もエルメスを走らせています。国の外はもちろん法律もなく、自らを守るものは自分の力のみです。言うなればゲームのドラクエの世界にイメージとしては近いかもしれません。魔物は出てきませんが追いはぎや盗賊、危険な野生動物等は普通にいます。そんな世界でキノは旅を続けています。この文章を書くにあたりちょっと調べたのですが、今年で25周年なのだそうです。どおりで僕も年をくうわけだぜ。
キノがあとどのくらいの間旅を続けるのかは作者でない僕には分かりませんが、どうかいつまでも変わらないでいてほしいと思わせてくれるキャラクターです。ではでは、また明日!
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