この一瞬の選択が、十年にわたる心の距離を生む。「すれ違い続けた想いが、ようやく結びつく」その瞬間は、静かでありながら確かな感動があります。些細な出来事が人生を大きく変えてしまう残酷さとリアリティが、繊細に描かれています。読者はまるでその場に立ち会っているかのような没入感を得られかと。切なく、もどかしく、それでも最後には優しい光に包まれる。そんな物語を求める読者に、強くおすすめしたい一作です。