かなり数学的な作品だと思いました。
数字が出てくるということだけではなくて、この作品の中での世界の見方そのものが数学寄りであることに、強い衝撃を受けました。
ものすごく印象的だったのは、ds²=0 は時空間の測地線(光の通る経路)なのですが、これを作品の中にぶっ込んできた感じ。すごくいいなと思うと同時に単純にわあ、って思いました。語彙がなくて申し訳ありません。
おそらくですが、神性や愛を、曖昧な感傷ではなく数学的に「制約条件」として扱って見たのかなあと。
詩というより、数学で書かれた巡礼記を狙ったのかなあと、勝手に思いました。数学、数字が揃うととても綺麗ですよね。
その時の揃った!綺麗だ!嬉しい!と言う気持ち、それを表現したかったのかなあとか勝手にいろいろ考えました。
ただ読み手をものすごく選ぶなとは思いました。一般受けは多分しない。
数学が好きな人ほどきれいと感じ、そうでないと冷たく遠く、ややもすると意味不明になってしまう。非常にギャンブル。
その辺がはっきり出る連作のように感じました。個人的感想です。