第3話 後輩のパンチラがとってもウザい♡

 ロハス+四人の変人たちが俺の家にやってきた。俺の家は今両親と妹が大阪に父の単身赴任についていっていない。俺の方が単身赴任してない?気のせい?


「どうぞあがってくださーい♡」


 俺じゃなくてロハスがみんなを案内する。


「お前んちじゃねぇよ。俺んちなんだよ」


「実質あたしの家みたいなもんじゃないですか!!」


 絶対に違う。そして俺の部屋に全員が入った。


「せっまい!!」


 だけど各人部屋に入ってすぐに、自分のやりたいことを始める。春野はペンタブPCだして漫画を描き始め、桐島はのーとpcで小説を書き始め、芽野は俺のパソコンを勝手に起動しログインして、渚井は俺のベッドに勝手にダイブした。


「燐の枕!ちょういいにおいがするぅ♡」


 なんか渚井が俺の枕をくんくんかしながら寝ようとしてやがる。だけどその枕、落とし穴がある。


「それあたしの匂いでーす♡」


「え?嘘……燐の枕がNTRてる?!そんなぁ?!ひぃん!で、でも!いい匂い……ふがっふ!!」


 ロハスは俺の枕を勝手に使う。だからいつも俺の枕からは女性特有の甘い香りがする。桃と金木星の混ざったようなやつ。すごくぬるいです……。


「断罪を待つ穢れなき聖女。ただ立ち尽くす案山子の法廷」


 だからポエムやめろ。なんか桐島が俺のことを呼んでいる。すぐにノートPCを覗き込み、アドバイスをする。


「ここは膨らませろ。あとこっちはもう少し柔らかい表現に書き直せ。ついでに伏線だった了吾機関の謎をここで一つ開示してみたらいいぞ」


「感謝駆れ果てぬ涙」


 お礼かな?よくわからない。


「ねぇ。なんで燐くんのブラウザ、エロ動画見てないの?」


 芽野が勝手に人のPCを解析してやがる。


「見るわけねェだろ。そんなものはよ!!」


「せんぱいにはあたしというおかずがあるんでエロ動画はいらないんですよ♡」


「ちがよーばーかーばーかー!!」


 でも実は抜いたことは……。やめよう。それを言ったらウザいことこの上ない。


「うるさいわよあんたたち。燐。ここで詰まってるの。なんとかして」


「どれどれ。うん。わかった。あれだな。キャラ立たせるのを台詞に依存しすぎ。こういうポーズ取るんだよ。絵で表現しろ。説明するんじゃなくて」


 俺はきらっとしたポーズを取る。萌えキャラっぽい感じで我ながらキモいが春野には伝わった。


「なるほど!あーたしかにそうだった!台詞のことばかりかんがえてた!さんきゅー!」


「せんぱいのきらっと★かわいい♡」


 俺のことをロハスがメッチャスマホで撮ってくる。やめてくれ。お願いだから。あとで友達とかに絶対に見せないでほしい。


「おっしゃかけた!!よし!やっとお楽しみのお色気シーンが描けるわ!ふひひ」


 春野はめっちゃエロい顔でそう言った。だけど途中で筆が止まる。


「うーん。パンツの皺がなんかつかめない……どうしよう?燐、あんたちょっとパンチラしてよ」


「俺のパンツ見て何が思いつくんだよ。自分のパンツでも見てこい」


「今日のパンツ間違えてTバックなのよ。欲しいのはふっくらした余裕のあるデルタラインなのに。困ったわ……」


 本気で悩むのやめて欲しい。俺でも手助けできないことはある。


「パンチラってどんな感じの奴ですか?」


 ロハスがなんか絡んでいった。


「体育座りを正面から見た奴」


「現実じゃ一番見ないやつですね!あたしでよければやりましょうか♡」


「まじで?!助かる!」


「おいやめろロハス!!」


「げ、芸実のためなら!恥ずかしくないもん!きゃは♡」


 そう言ってロハスは春野の前で体育座りをした。短いスカートからピンクのパンツが見えた。俺はすぐに目を反らす。


「いいわ!そうか!皺はこんな風に……ってなんですぐやめるの!?」


 振り向くとロハスが女の子座りしていた。


「だって!だってだってだって!せんぱいが!見てくれないんだもん!」


「燐!見なさいよ!あんたが見なきゃ!わたしもパンチラ見えないでしょ!!見ろぉおおおお!!」


「無茶言うなよおい……」


「ちら♡」


 俺がまだ顔を向けていたからか、すぐにロハスは体育座りになった。よく見るとピンクはピンクでもかなりてらてらした素材のピンクだ。艶々している。


「無観測の射影たる際縁の淵の三角」


 ポエム言いながら桐島もロハスのパンツをガン見してた。


「ロハスちゃんのパンツ可愛い!どこで買ったんですか!同じの欲しい!」


「パンツのお揃いとかキモすぎでーす。雑巾でも股間に巻いててくださーい」


「ぶきゃぁあああ!!ぶひひい!!」


 芽野もなんかロハスのそばでぱんつがんみしながらMに悶えている。


「すっごく柔らかそう!ちょっといい?」


 そして我らのアホの渚井がロハスのスカートの中に頭を突っ込み頭の後ろをパンツに当てて横になった。


「ちょ?!メイちゃん何するんですか?!」


「このおたま枕玉がねぇぞ!!オラのじっちゃんとは違うのか?!」


 そのネタ通じる人今の時代いるのかな?ほんと馬鹿ばかりだな。


「パンチラ見えないのよ!どきなさいよ!!」


「ならシャールカちゃんもパンチラすればいいじゃん!」


「わたしはTバックなのよ!お尻のラインがエモくないの!!」


「じゃあみんなで見せ合いっことかどうですか?」


「同意に異議なし隠して曝されるは激情!」


「ウチのパンツ!今日は可愛いんだよ!見て見て!」


 そして女子たちが円になってみんなで体育座りしてパンツを曝す謎の儀式をはじめた。なにこれ?え?突っ込んでいいの?え?ええ?


「お前らは……馬鹿だ……」


「りんせんぱいもパンチラパーティーしましょうよ♡」


「ざけんな!お前らみたいにパンツの値段は安くねえんだよ!!」


「なんですかそれ?!せんぱいのパンツなんてお母さんが買ってきた三枚1000円の奴でしょ!!あたしの方が絶対に高いです!」


「ねだんのはなしじゃねぇんだよあほ!!」


 ついてけない。そして女子たちはお互いのパンツを睨めっこさせるというバカをやり続けている。


「メイちゃんのパンツ黒いの白い肌に映えすぎ♡」


「杏のパンツ、白とかドMぽくないわね」


「桐島さんのパンツ、ヒョウ柄とかやばい!」


「シャールカちゃん。赤のTバックは反則でしょ!!」


 きゃきゃと女子会するのマジでやめて欲しい。誰かこれ収集してよ……。




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親友の妹後輩が俺に滅茶苦茶ウザいだけのお話。 万和彁了 @muteki_succubus

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