「誰かに褒められたい、認められたい」誰もが抱く、心の弱さと願望を、十三歳の目線でリアルに感じることができました。そうそう、こういう時期あったなぁ、なんて。キッカケが、反発心を抱いていた同級生、というのがまたいいですね。最後の一文も、余韻があって好きです。スミレの花は、雑草のようにどこにでも生えます。コンクリートの隙間から生えるスミレの力強さに、私も惹かれます。十三歳の初々しさを感じる素敵なお話でした。
真面目だけど、褒めてもらいたい。誰しも抱く欲求から、褒められたことで自信が咲く。踏み出す勇気は大切で、控えめながらも美しい花として咲く。そんなシンデレラストーリーも、いいのかもしれないと思わせられます。