詩集 光の縫い目

@siriusnokamikazari

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光はいつからそこにあるのだろうか


カーテンの隙間から差し込む日差しも


獲物を狙う猫の目の煌めきも


お前の言葉に潜む灯火さえも


私が傍観者となっているうちに


そこにあった




輪郭の弱まった稜線のにわか雨の後


雲間から広がり


やがて世界を変えて行く光だ




お前の瞳に宿る光に


いつ気が付いたのだろう


あの時さりげなく吹いた風が


髪を舞い上げ瞳をさらした


真直ぐな視線に驚いたが


生きる意味を見出そうとする


確かに光を見た

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