Constipational
小松たね
第1話
※この作品の文章推敲の一部に生成AI(ChatGPT)を使用しています。 ストーリーおよび本文は作者が作成しています。
ある7月の夕方、小松菜葉(こまつ・なぱ)宅。 窓から涼しい風が入るリビングルームで、 菜葉の娘・せろりがアニメを見ていた。
――番組のクレジット・ロールが流れ始める――
せろり:「あ〜、面白かった。もう終わってしもうた」
――菜葉は台所で夕食の準備中。 ベジ・ファースト用のサラダを作っている――
せろり(大きい声で):「おかあさ〜ん、カード大統領、便秘なんだって!」
[ナレーション]
カード大統領とは、話題の“あの人”である。 あの名前を日本語にし、さらに英語に訳すと “Card” になる。
――シンクの水がザーザーザー ――
菜葉:「なに? よく聞こえないわよ〜」
――レタスを洗う――
せろり(さらに大きい声で):「あのね、カード大統領が、べ・ん・ぴ、なんだって!」
――いつの間にか、せろりはテレビのチャンネルをCNNに変えていた――
――菜葉がリビング・ルームにやってくる――
菜葉:「何て言ったの?」
せろり:「さっき便秘のお薬のコマーシャルを見たの。Consti…なんとか言ってた」
菜葉:「きっと “Constipation”(便秘) よ」
せろり:「おかあさん、ほら、このニュースよ。カード大統領のこと」
菜葉がテレビに目を向けると、 画面にはこう出ていた。
CARD: “I DON’T KNOW” IF I HAVE TO UPHOLD THE CONSTITUTION
「カード:『憲法を守らなければならないかどうか、わからない』」
菜葉:「えっ……?」
――菜葉は目を凝らし、じっくりと一文字ずつ読む――
菜葉:「C O N S T I T U T I O N……」
菜葉(吹き出しそうになりながら):「せろりちゃん、これはね、“便秘”じゃなくて“憲法”のことよ」
せろり:「え〜、あの薬のコマーシャルと同じかと思った」
菜葉:「私に似たのかしらね、このおっちょこちょいさ……」
[ナレーション]
小松せろり。聡明だが、おっちょこちょい。 そんな7歳2ヶ月の、ある夏の日。
[注記]Constipational は造語です。
Constipational 小松たね @marplecci
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます