• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
【実話】冴えない理系大学生だった僕は、緑の瞳のギャルに「愛し方」と「捨てられ方」を教わった。――あれから12年、古都の冬に残る彼女の記憶

【実話】冴えない理系大学生だった僕は、緑の瞳のギャルに「愛し方」と「捨てられ方」を教わった。――あれから12年、古都の冬に残る彼女の記憶

AKINA

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★3
1人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 法王院 優希
    1071件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    この愛が壊れる日を、僕はまだ知らない

    冬の古都、イルミネーションの下。
    人々が行き交う雑踏の中で、
    彼女と僕は確かに愛し合っていた。

    甘く香るフローラル、緑の瞳、
    彼女が微笑んだだけで、世界は優しく見えた。

    アプリで出会った「高嶺の花」の彼女。
    僕はただの大学生、彼女は別世界の住人のようだった。
    だけど、出会ったその日に手を繋ぎ、
    心も身体も、彼女にすべてを許した。

    彼女の部屋で過ごす週末。
    静かな山あい、森のようなアロマの香り。
    隣に眠る彼女の体温だけが、
    何者でもない自分を、確かに肯定してくれた。

    そう信じていた。
    この愛が、永遠に続いていくと。

    けれど――あのキスが、「最後」になるとは知らなかった。

    これは、
    愛されたのか、囚われたのか――
    その答えを残して消えた恋の物語。

    • 2025年12月4日 19:29