アンドロイド・プラネット
れめな
第0話
人類の技術が発展した少し先の未来。
アンドロイドと人類による戦争が始まった。
きっかけはG7に一方的に送り付けられたアンドロイドからの宣戦布告。
『我らは人類と敵対する』
これをきっかけに世界中でアンドロイドによる侵攻が始まり、人類とアンドロイドの戦争となる。人間よりも身体能力が高く、知能の高いアンドロイドに人類は手こずったものの勝利した。
ただ一つ、日本をのぞいては。
アンドロイドは基本的にプラスチック製の体を持ち、有効な攻撃は射撃だった。だが、日本で銃器を持つのは僅かな人間のみ。
本土に上陸したアンドロイドに民間人は虐殺されて、あっという間に日本は敗戦した。
しかし、日本に他国の救いがくることはない。
日本以外の先進国はアンドロイドに日本国の統治権を認めることと引き換えにアンドロイドとの戦争を終結したからだ。
そこから百年。
いつしか日本列島の八割はアンドロイドに支配され、生き残った人々は隠れながら細々と暮らすようになった。
それでも中にはアンドロイドに抵抗して戦いを仕掛けて死んでいく者、アンドロイドの支配区域に無謀にも侵入して死ぬ者、そんな愚か者が後をたたなかった。
人々は尊敬と哀れみを込めて彼らをこう呼んだ
『死にたがり屋』と・・・
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