中編 再会を果たした蕾。
雨がポツポツと顔に当たる。
心地いいなぁ…
滝の流れる音に混じる人の声。
「大丈夫ですか…?」
誰かに顔を覗き込まれる。
「はひゅ…は……ん…わ…たね…?…」
その人は首を傾げていた。
私の下半身を見て彼女は悲鳴を上げた。
「拓くん…!きゅ…救急車呼んで…!」
あれ…なんでだろう…おかしいな…意識が遠のいて行く気がする。
ん…あれ…また夢かなぁ…次はどんな夢…?
「わ…たね…ゆめ…みてる…の…つぎは…なんの…ゆめ…かな…いい…ゆ…め……だった…ら…な…にひ…ひ…」
私は嬉しくて…綿音と…話せる事が嬉しく…ついついはしゃぎながら綿音に喋り掛ける。
世界が白くなった。
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