【ダンジョン図鑑】バベルの塔

◆バベルの塔

   

 読み:「ばべるのとう」

 所在地:マルドゥク村郊外

 

 解説

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【バベルの塔】は、現在はプレイヤーの少ないダンジョンとなっている。


 だが、そうなった理由は、環境に取り残されたから、とかではない。

 ダンジョンボスであるクローカーの特殊な性質によるものだ。


 その性質とは、「学習」である。

 

 クローカーは、プレイヤーの操作やスキルを学び取り、模倣もほうする。

 

 強いプレイヤーが挑めば挑むほど、彼らを模倣したクローカーがさらに強化され、ついには……誰も倒せないバケモノとなってしまった。

 

 際限さいげんなく強化されるクローカーの対策として、【アドベントゥラ・インフィニタ】のプレイヤーのコミュニティでは、【バベルの塔】に入ることが禁忌とされている。


 不用意に挑むと、単にクローカーの模倣コピーの餌にされるだけだからだ。


 こうして【バベルの塔】は、滅多にプレイヤーの入らぬ過疎ダンジョンとなった。


 そのため【バベルの塔】は初期から存在するダンジョンにも関わらず、詳細な情報に欠ける。


 どんなモンスターがスポーンするのか。

 どんな動植物が生息しているのか。

 どんなものがドロップするのか。


 未だにヴェールに包まれている。


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 文責:【マスコミクラン】週刊ブルドッグ ダンジョン情報課 アルゴー


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