カクヨムについての話が好きです。
頭の良い人の話が好きです。
本作は、怜悧で端正、ユーモアにあふれたカクヨム論です(少し難しめ)。
カクヨムとの付き合い方、カクヨムでの居場所の見つけ方の話です。あるいはカクヨムの謎解きです。カクヨムで迷子になったら、いえ、迷子にならずとも一度こちらを訪れてみてはいかがでしょうか。
個人的には、第10話にあたる「パノプティコンからの脱出、あるいは『幸福なマッチング』のための設計図」を特に興味深く読みました。ランキングとそれに代わる視座(=マッチング)についての話です。これはカクヨムのシステムだけではなく、私たちの意識のあり様の問題でもあると感じました。
こういう自分の考え方に刺激を与えてくれる話が好きです。
正直に告白します。私は感想をもらうことが怖かったです。理由はいくつかありますが、一番は否定的な意見への対応が難しいと思ったからです。
いや、コメントなんて来ないけど!
多くの作者さんはそう思っているでしょう。私も他サイトでは心配以前にその状態です。
そんな悩みや疑問に考えるヒントを示してくれるのがこのカクヨム構造論です。
そのお話が好きで読んでいる読者が何故強い言葉で感情をぶつけてしまうのか、その気持ちにどうやって応えるのか、自分の負の感情とどう向き合えば良いのか。
書く立場、もらう立場、どちらにも、そういう見方考え方があるのかと気づく事ができます。後は、自分なりにできそうなことを見つけましょう。
他にも、PV0の悩みや読み専の秘密、作家志望達へのアドバイスなど、多種にわたった構造論が満載されています。
是非、一読することをお勧めします。