第6話 リンダの村

 俺たちは王都に着いた。


「それじゃ私とアンネはパーティを抜けるからね」

「ルーク君、ガーニィ、頑張ってね」


 メリーナとアンネはそう言うと行ってしまった。


「俺たちはどうする?」


 ガーニィに聞いてみた。


「ナカマヲサガソウ」


 仲間か……、いや待てよ。リンダがいるじゃないか。俺はリンダの事を思い出した。俺の夜の相手をしてくれると言ってたリンダがいるじゃないか。


「ガーニィ、リンダのいる村に行こう。リンダを誘おうと思う」

「リンダ?ツイホウシタオンナセンシカ。ゼンエイガサンニンニナルガイイノカ?」


 前衛が三人になるが今はしょうがない。俺はスケベ心を隠してガーニィと共にリンダのいる村へ向かった。


 リンダの故郷の村に着いた。さて、リンダはどこかな……。あっ、いた!が、様子がおかしい。リンダは嬉しそうな顔をして赤ん坊を抱えている。ベビーシッターの仕事をしてるのか?リンダは男と合流した。その際、軽くキスをしていた。これは……、リンダは結婚して子供まで産んでいたようだ。な、何故だ?俺の事が好きだったんじゃないのか?俺は目の前が真っ暗になった。


「ドウシタ?リンダニアイニキタノデハナイノカ?」

「いや、リンダは幸せに暮らしているから、パーティに誘うのは無しだ。今日はここに泊まって王都に帰ろう」


 宿に泊まった際、俺とガーニィは男女の仲になった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る