ノンフィクション
睡眠厨
ここらでガチのをひとつ
私の前の職場では、「ここのバックヤードにはなんかいるっぽいから気をつけてな〜笑」と揶揄うように上司たちに言われていました。
彼らが言うには、終業後などに、走り回る子供の声がするとか、トイレの緊急呼び出し音がひとりでに鳴る、だとか。
実際、トイレの緊急呼び出し音が鳴るなどはたまに起きたのですが、電子機器なのでなにかの不具合だろうとしか思っていませんでした。
しかし、1度本当に不思議な現象と遭遇したのが利用者さんに職場を案内している時です。
お客さまと私含め5人くらいで動いていたところ、上の階から複数の子どもがはしゃいで走り回っている声や音を聞いてしまったのです。
もちろん私たちの事務所に子どもは居ませんし、上の階には人間すらいません。さすがに皆で顔を見合わせて表に戻りました。
次は、私ひとりで近所のスーパーに行った時のことです。
私の地元では霊能力者のような方が信じられており、何かあるとその方々に相談する人が多いくらいです。
私はその職場にいる時普通に何も無く過ごしてたのですが、スーパーでその方、おばあさんに背中をぶっ叩かれました。
普通に傷害案件だと思うでしょうが、周りも「こんなの普通なことだよな〜」って顔をしているのです。
そのおばあさんが言うには「あんた最近心霊スポットみたいなとこ行ったでしょ?もう行くなよ」というのです。
嫌なものを連れてきてしまっていて、背中を叩いた時に嫌なものは払ってくれたと言っていました。
その夜、買ってきた具材でカレーを作って食べてお風呂に入って寝ました。鮮明に覚えています。その寝た時の夢がおばあさんの言葉を裏付けるような夢でした。
その夢が、職場の夢だったからです。
職場の子どもがはしゃいでた声のしたという階から、子どもたちが飛び降りる夢だったのです。
実際に起きたことかは分かりません。あまりにもリアルな、というか自分が飛び降りる1人の夢でした。誘い込まれてるような夢だったのかもしれません。
私はそこで2年目でしたが丁度契約期間を終え、転職することになりました。
毎日のようにそのスーパーに通っているので、またそのおばあさんに会った時には背中は叩かれず、何も言われませんでしたが、引っかかることを言われました。「あんた最近は心霊スポットみたいなとこ行ってないみたいね、もう行かんでね」と。
怖くて事故物件をまとめているサイトすら開けていません。
皆さんは何かおかしいと思ったらすぐにその本能に従ってください。
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