第15話 許されないこと
お前に領主の仕事が務まるかなみたいなムーブしてたのに、ジジイちゃんと仕事やってないんかい。
「申し訳ないです。うちの老耄が仕事しないせいでとんだご迷惑を」
「滅相もない。ゴージャス様が我々を見限るのはしょうがないことです。到底許されることではないことをしたのですから。この町の人間を代表して私に謝罪させてください」
許されることじゃないつってもそんな大したことじゃないだろ。
税を納めるのを未納とかよくあるあるレベルで。
「マウント様、あなたのお父上とお母上を我々の手で殺めてしまい申し訳ありませんでした」
いや重。
これは取り返しつきませんわ。
ジジイばっかでパパとママからコンタクト一切ないなと思ってたら死んでるとは思わんやろ。
なるほどな。
これでジジイの異様な平民嫌いにも納得がいった。
ジジイからしたら息子と義娘の仇ということなのだ。
まあそれなら恨みもするか。
それでもまあ平民という大きい枠組みで憎悪を燃やして、仕事を放棄するのはどうかと思うが。
「頭を上げてください。平民という言葉は大きすぎます。やった当人でもないのにバローさんが責任を感じる必要はありません。今回の件は全部ジジイのせいです」」
「マウント様……」
「遠い過去より今そばで生きている人間を大切にするべきです。街に蔓延る違法組織の解体承りました。早速取り掛かりたいと思います」
バロー商会から出て外に出ていく。
裏路地を除くと荒そうな男たちが駄弁っているのが見えた。
こいつらから情報を聞き出すことにするか。
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