仮にも書く側の人間がこういうことを言うのもどうかという気がしますが、小説というのは読み手にとって非常にカロリーの高い娯楽です。
だいたいの子供たちにとって小説を手に取るのは「好きなだけ漫画を買えるほどお小遣いがないから」「学校や街の図書館には漫画がないから(「火の鳥」や「横山三国志」のような古典を除いて)」「仕方なく」であり、大人になって金銭面に余裕ができれば大抵は小説になんてもう見向きもしません。
ただでさえ仕事が忙しくて疲れてるのに、なんで楽しむのに時間も体力もかかる活字なんかを読まなくてはいけないのか?(アニメでさえ倍速再生で「視たことにされる」時代ですよ?)
それでも読むという人も、結局は楽に摂取できるなろうや異世界のようないわゆる「テンプレ」系に流れていきます。
(KADOKAWAは減益を受けてなろう、異世界に偏重しすぎた昨今の販売姿勢を改めると決めたそうですが、果たしてうまく行くかどうか。。。)
したがって、漫画でもテンプレでもない娯楽文芸が読まれるためには、そのような読み手のコスト計算を吹き飛ばす「何か」を必要とします。
本作にはそれがある。
パンツスーツのダウナー系ナイスバディ高身長黒髪ポニテお姉さん、性癖にぶっ刺さりました。
今後も読み続けさせていただきます。
※特定のジャンルを書かれている作者様を批判する意図はありません。私はそういうジャンルでも好きなものは好きです。このようなレビューとなってしまったことをお許しください。