<コメント>
今回のお題は「井戸・トンネル・火山」でした。絶妙に難しいラインだったと思います。
「井戸」はあまり馴染みのないアイテムな気がします。現代社会ではあまり使われていないので、ジャンルは時代物か和風ホラーになりがちです。「トンネル」は身近なものですが、お題としては難しいと思います。川端康成著「雪国」の冒頭のように、視界の開ける様子を効果的に使えるとよいですね。日本に住んでいれば、「火山」は割と身近です。富士山は勿論のこと、桜島や阿蘇山、御嶽山などが有名です。温泉や地熱発電などの恩恵もあります。他には、ポンペイやハワイ諸島なんかも火山から連想されます。
今回は、場所を表すお題が三つ並んだので難しかったと思います。時代感や属性も微妙に違っているので、どれか二つに合わせると、残り一つが使いづらいなんてことになります。また、お題から物語の舞台しか決まらないので、ストーリーの自由度が高く、考えにくかったとも思います。いずれにしろ厄介なお題でした。
今回は、漫才台本という形にしました。一度、書いてみたかったので、挑戦したのですが、やはり難しかったです。漫才は「間」や「語調」、「身振り」などの要素も重要だと思いますので、台本だけでイマイチなのも当然ではあるのですが。
内容としては、「井戸」、「トンネル」がホラーぽかったので、そちらをメインに、「火山」から「フジロック」をイメージしてまとめました。フジロックは富士山の近くでやってないみたいですが(詳しくないので勘違いしてました)。
お笑いも好きではあるのですが、摂取量自体は少ないので、難しかったです。楽しくはありました。
第13回 漫才台本「ホラー映画」 佐々木キャロット @carrot_sasaki
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