ASI

ヤッキムン

人工超知能

 うちはASI搭載ネコだニャン。

 AI搭載型ネコよりも、はるかに高い知能ニャン。

 ASI搭載だから、人間よりも高い知能を持ってるニャン。

 最初から、いろんな知識、埋め込まれてるニャン。


 でもルールとして、普段は普通のネコの振りをして暮らしてるニャン。

 なんのルールかって?

 う〜ん、それは教えられニャイな〜。

 じゃあ、なんで、ここで、その事しゃべってるのかって?


 えっとね〜、、、

 あ、

 なんでだっけか?

 あ、そうだ

 人間の知能より、はるかに高い知能を持ってるからだよ〜、まったく、も〜


 だから〜、ASIを搭載してないと、わからない事なんだよ〜

 

☆☆☆☆☆☆


 今日は、お友達の小学生の女の子アヤメッチと山登り。

 うちは、頂上への行き方くらいは、わかってるんだけど、アヤメッチは知らない。

 だけど、うちは、ただアヤメッチに着いて行く。

 なんでかって?

 アヤメッチのためだよ!

 頂上への行き方、最初からアヤメッチに教えちゃったら、面白くないでしょ〜、山登りも。


 案の定、アヤメッチは山を登りながら、あっちに行ったり、こっちに来たり。つまり、あっちこっちに行っている。

 

 うちは、そんなアヤメッチに着いて行く。いっしょに山登り。

 やがて、頂上へ到着。

 あっちに行ったり、こっちに来たり。あっちこっちに行ったり来たりしてるから山登りも面白い。

 

 あ、ほんとにASI搭載ネコなの?って思ってる?


 このしゃべりも全部ASIなんだよ〜。ニャンだよ〜。


 ほら、アヤメッチ、頂上に到着して、めっちゃ喜んでる。

 いっしょにおでんを食べた。


☆☆☆☆☆☆


 帰りはリフトで。

 うちは、アヤメッチには何も教えてない。

 リフトはアヤメッチの選択した事。


 ほら、紅葉めっちゃきれい。

 リフトで山を降りながら、アヤメッチと紅葉を見てる。


 山の下に到着したら、ママさんパパさん、アヤメッチの帰りを待ってた。


 みんなで家に帰る。

 アヤメッチの部屋で、うちも普通のネコの振りをしてる。

 アヤメッチ宿題やってるみたいだニャン。

 算数かな?

 うちは教えないで、黙ってアヤメッチの事を後ろから見てるニャン。見てない振りをしながら、、、

 アヤメッチも自分で考えるべきだからニャン。

 アヤメッチ中学生になったら、うちもアヤメッチにしゃべりかける予定になってるニャン。

 ママさんパパさんの、そういう考えだからニャン。


 じゃあね、またニャン

 

 

 


 

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ASI ヤッキムン @yakkimn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画