最終章 4話
「なるほど。まあそんな気はしてたけどね。この部屋に貴重な妖精が二体と、ここにいる魔法少女の全員が
「え。私も入ってんの?」
俺、割と最近入った方なんだけど。
「ええ。噂は聞いてるわよ。そもそもミストレアより強い時点で魔法少女の中では強い部類だしね。」
「へえ~」
俺がミストレアの方を見てみると、ミストレアは苦笑いをしていた。
「あはは……私の魔法って初見殺しの部分が強いと思うから勝ててるだけだと思ってるから自分では実感ないんだよね。」
「あら、誇っていいと思うわよ?実際に理屈を知ってても対策が難しいんだから。それに実際に相性がいい相手であればA級でも単独でも討伐できた実績もあるんでしょ?」
グレイスケアは、自分を卑下するミストレアを褒める。
「運が良かっただけだと思うけどね。」
ミストレアとグレイスケアがそんな会話をしていると、島原さんが咳払いをした。
「楽しそうに会話しているところすまないが、先に依頼を言ってもいいだろうか。」
「あら、ごめんなさい。」
なんかこのグレイスケアって子、さっぱりとした印象があるな。
「ルクシアも大丈夫か?」
「だ、大丈夫です!依頼ならど、どんとこい……です。」
ルクシアと呼ばれた子はおどおどしている印象があるな。
「今回、魔獣の卵のようなものが日本各地に出現した。それは邪悪な魔力で構成されているようで、実験として相対した魔力によってその卵を破壊できるかどうかを調べたい。そのため二人にはその卵に自身の魔法を使ってみてほしい。」
「……万が一、魔獣が出た場合は守ってくれるのよね?」
「当然だ。二人のことは他の魔法少女たちに守ってもらう予定だ。」
「そして、失敗したからどうこうというわけでもない。これはあくまでも実験だからね。失敗したらまた別の案を考えるだけさ。」
「いつもどおりの魔法でいいのね?」
「ああ。」
グレイスケアは暫く無言で考え込んだ後、
「私はその話、受けるわ。その代わり、魔法省に入る際に、私は前衛に行かないって希望を出してるからこれは希望とは異なるものになるわ。給料とは別でこれは貸しということにできるのかしら?」
「もちろんだ。」
「お願いね。」
2人のそのやり取りが終わった後、島原さんはもう1人のルクシアという子の方向を向いた。
「ルクシアはどうする?別に断ってもここにいる誰も責めたりはしない。」
そう島原さんが言ってすぐ、
「わ、私もやります。自分が必要とされているなら……それに答えたいです。」
ルクシアという子はそう答えた。
これは失礼かもしれないが、俺は意外だなと言う印象を抱いた。
彼女はどちらかといえばプレッシャーに弱いほうだと思ったけど
「協力、感謝する。」
島原さんは二人に頭を下げた。
「さて、これから詳細を話していこうと思う。」
そうして2人も話し合いに加わり、俺達は今後の動き方などを話し合うことになった。
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