めちゃくちゃ出すか迷ったデート回 withミストレア


俺は今、カフェのテーブルで席を取ってある人物を待っていた。


「おまたせ〜。遅くなってごめんね〜。」


そう、俺が待っていた人物は霧崎さんだ。

霧崎さんは、パステルブルーのトップスに黒色のマーメイドスカートだった。

いつもに比べて落ち着いた印象を受ける衣装だ。


「いや、大丈夫だよ。そこまで待ってないから。それよりも服、似合ってるよ。」


「褒めるのが上手ですなあ〜。ありがとっ!」


今回、霧崎さんからメールで話したいことがあると言われたため、予定が合う日に近くの駅前のカフェで集まることになった。


霧崎さんは俺の向かい側の席に座った。


「何か頼もうか。」


「そうだね!少し小腹が空いちゃったし。すいませーん!」


そうやって霧崎さんは店員さんを呼んだ。


「この苺パフェをお願いします。鏡君は何か頼む?」


「俺もココアを頼もうかな。」


「分かった。ココアも1つお願いします。」


そう注文して店員さんは厨房に戻っていった。


そして2人で暫く話していると、

「こちら、苺パフェとココアになります。ご注文は以上でよろしいでしょうか?」


「はい。ありがとうございます。」


「ごゆっくりどうぞー。」


注文が届いたようだ。


「いただきます。」

霧崎さんは苺パフェを食べ始めた。


霧崎さんはパフェを食べてる時、めちゃくちゃ笑顔だった。


「霧崎さん美味しそうに食べるね。」


「それ!」

俺がそう言うと、霧崎さんは食べていた手を止め、俺の方を見て勢いよく言った。


「えっと、どれ?」


「今回話したかったことだよ!鏡君、リーフちゃんは名前で呼んでるのに私は名字で呼んでるよね?私も名前呼びにしてくれないかなって。」


「俺的には別に名字呼びでも良いと思うんだけど………」


「良くないよ!リーフちゃんは名前呼びで、私は名字呼びなのはなんか……距離感を感じる気がして」


「いや、あれは友達としてのやつだと思うけど。」


「それでもだよ。仲間はずれみたいな感じがしてムズムズする。ほら!呼んでみて!」


そういって霧崎さんは俺の方にぐっとテーブルに乗り出してきた。


「え〜っとじゃあ……澪さん」


「なんか……改まった態度で名前を呼ばれると恥ずかしくなるね。」


「それを言ったら余計意識しやすいんだよ。」


そこまで女性経験もないんだよ。

ハニトラはまだあったけど。結局あれも虚しくなるだけだったんだよ。


「あ!そういえば、私と仲が良い子って皆私のこと呼び捨てなんだよね。鏡くんだけさん付けだと、違和感があるかも。」


「あ〜」


結構コミュ力高いからな。きり…澪さん。

仲が良い子には、ほとんど呼び捨てで呼ばれてるし。


「というか逆に呼び捨てにしてくれたほうが意識するのは少ないと思うんだよね。ということで呼び捨てプリーズ!」


「ええ?」


難易度高いな。


「み、澪?」


「あはは!もっと勢いよく言ってよ。」


やめてくれ。

女の子の名前は呼ぶのだけでも勇気がいるんです。


「あ、そうだ。名前で呼ばれたなら、こっちも呼んだ方がいいよね。」

そう言って澪は、俺の目を見て言った。


「龍太くん。」


俺の名前を呼んだ。


「ひゃー。恥ずかしいね!」


言った後、普通に笑ってた。

これが本物の陽キャか?


「少しお手洗いに行ってくるね。」


「あ、うん。分かった。」


そういって澪は俺の名前を言った後も、一切照れることなくお手洗いに歩いていった。


俺が意識しすぎなだけ?

最近の人はそんな照れたりしないの?


俺は澪がお手洗いに言った後、ずっと最近の子の恋愛の基準とかをネットで調べていた。



それから暫くして澪が帰ってきた後、


「せっかくだから2人で何処かに行かない?せっかく集まったのに、このまま帰るのは勿体ないしさ。」


と澪が提案してきた。


「良いよ。行こうか。」


その後、澪と一緒に水族館に行くことになりペンギンと写真を撮ったり、イルカショーを見て楽しんだ。



□□□□□□□□□□□□□□

霧崎Side


いやー。恥ずかしいもんだね!


でも前よりかは距離感は縮まった気がするな。


名前を呼んだ後、速攻でお手洗いに駆け込んだけど赤くなってるところ見られてないよね!?


……………うん!見られてない事にしておこう。見られてた事が分かったら今度から龍太くんに関われないからね。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今回、ラブコメに特化してみました。

ラブコメ予定のタグ出しといて何もしないのもな〜ってことで。


楽しんでくれたら嬉しいです。

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