第3話夜のショッピングモール
ミズナ「今日も部活開始だ!」
今日も元気よく部活が開始された
ナカヨ「今日のやってみたいことは!」
ミズナ「しらん!」
とミズナは言い放ち周りを呆然とさせる
ナカヨ「知らん!ってお前〜」
その時ヨウナが言う
ヨウナ「夜中のショッピングモール内を歩くてのはどう?」
ミズナ「いいじゃん!」
ナカヨ「それで行こう!」
三人は今日の議題が決まり話し合いを始める
ミズナ「まずは何したい?」
ナカヨ「やっぱり誰もいないモール内を足音を響かせながら歩くこれだろ」
ミズナ「確かにそれ楽しそう」
ヨウナ「楽器とか触っても楽しそう!普段試奏してみたいけど怖いから誰もいないとこでギターとかをさ!」
ナカヨ「わかる!ギター弾いてみたいんだよな~」
その時ミズナが思い出したかのように言う
ミズナ「誰もいないなら、かくれんぼしたい!」
(第1話参照)
ナカヨ「それならできるよな!映画館に隠れたり服屋に楽器屋いろいろなこと隠れられるだろ」
ヨウナ「モールなら鬼ごっこもできそうだよね」
とヨウナが言うとミズナがめちゃくちゃ嫌そうに鬼ごっこを嫌がる
ミズナ「鬼ごっこは嫌だよ!」
ヨウナはこれにびっくりしてどうしてか聞く
ヨウナ「どうして?」
ミズナは渋々話し始めた
ミズナ「昔小学生のころ鬼ごっこやってたら私の足が遅くて誰もタッチできなくて煽られてそれから嫌なの」
ヨウナは申し訳なくなり謝る
ヨウナ「ごめんねなんか」
ミズナ「全然大丈夫」
ナカヨ「その時からだな私で仲良くなったのは」
ヨウナ「そうなの!」
ミズナ「そうだよ!タッチできなくて煽られてる私を見てナカヨが鬼変わって助けてくれてね!」
ヨウナ「そうなんだー!」
なんとなく二人の関係が明かされた瞬間だった
ミズナ「それよりモールで他に何したい?」
ナカヨ「こないだの高かった服屋さんの服をたくさん試着してみたいな〜」
(第二話参照)
ヨウナ「確かにね!自分に似合うやつ探したり人に選んであげたりね」
ふとヨウナは思う
ヨウナ「ありえないけどもしこの話とおんなじように服をこっそりと試着してあるのちょっと怖いかも」
ナカヨ「確かにあの服を汗ばんでギチギチの人が着てたら嫌かも」
こんな嫌な想像をしているとミズナが言う
ミズナ「もっと楽しいようなのにしようよ」
その発言にナカヨが聞く
ナカヨ「どんなの?」
ミズナ「例えば家具屋さんの一番ふかふかの布団にダイブするとか!」
ナカヨ「確かにそれはしてみたいな」
ヨウナ「おもちゃ屋さんのぬいぐるみとかもいっぱい置いて寝たいな〜」
ミズナ「おもちゃ屋さんのモデルガン撃ってみたい!」
そう言うとナカヨがすぐに言う
ナカヨ「ミズナはモデルガン持たせたら危なそう」
ミズナ「そんなことないよ」
ナカヨ「想像して見てよ」
ミズナ「ねーねー!ヨウナこれ見てモデルガン!あ!」
その時想像の中でバーンと言う音が鳴り響く
ナカヨ「どうだった」
ミズナ「ヨウナに銃が当たった」
ヨウナ「なぜ!」
ミズナはモデルガンのことを諦めて他のことを考える
ミズナ「今はもう入らないキッズスペースで遊びまくるとかしてみたい!」
ナカヨ「確かにね!今入ったら恥ずかしいしな」
ヨウナ「ボールとかアスレチックとかではしゃぎたいよね」
ミズナ「遊び回るならゲーセンとかやりたいな〜」
ナカヨが指摘する
ナカヨ「電気ついてないんじゃないか?」
ミズナ「想像くらい夢見させてよね!」
ヨウナ「ゲー厶練習するの?」
ミズナ「ゲームで練習しまくって百円で取れるようになりたい!」
ヨウナ「ナカヨちゃんは百円で取れるよね」
(第二話参照)
ミズナがそれを聞いた瞬間すぐさまに申し出る
ミズナ「弟子にしてください!」
ナカヨ「弟子?お前が百円くれれば取ってやるよ」
ミズナ「それは違うよ自分で取りたいのコツとかないの?」
ナカヨ「ない!天性の才能だ」
ミズナはショックのあまり膝から崩れ落ちボソボソ呟く
ミズナ「何が天性の才能だよクソ!」
ヨウナ「落ち込まないで〜ミズナちゃんは何か得意なことないの」
ミズナ「私指パッチン高速でできる!」
そう言うと指パッチンを高速で始めた
ミズナ「どう?」
ナカヨ「いいじゃないか?」
ミズナ「でしょ!」
特技を披露できて嬉しそうなミズナが言う
ミズナ「私モールで指パッチン披露したい」
ナカヨ「いいんじゃない」
ヨウナ「モールならみんな見てくれるし」
ミズナ「誰もいなくても音が鳴り響く感じがいいかも」
そんなことを話していると部活終了のチャイムがなる
ミズナ「では今日は解散」
ナカヨ「また明日!」
ヨウナ「バイバイ!」
誰もいないモールでしたいことを話し終えた三人は部活が終わり帰っていく
次回に続く
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