第10話【夢から醒めて】

2019年3月1日



犬舞「急に倒れるって何??」


照屋「倒れるって言うか、目が覚めなかったって言うか」


照屋「俺、3日間くらい眠ってたらしいな」


犬舞「よりにも!よって!!俺ん家でな!!!!」


照屋「ごめんて……」


犬舞「最初コイツ寝落ちたな〜くらいに思ってたらいつまで経っても起きないしよ!!」


照屋「まじでごめんて……」


犬舞「……大丈夫か?」


照屋「うん、めっちゃ元気」


犬舞「お前が寝てる間、お客さん来てたぞ。岩間って人。知り合い?」


照屋「まぁ……うん、知り合い」


犬舞「怪談会がなんちゃらへんちゃら言ってたけど、お前またなんか変なのに首突っ込んだ?」


照屋「……」


犬舞「図星だな」


照屋「いや、最近なんか面白い話見つけてさ」


犬舞「お前の面白いにいい記憶ないんだけど!?」


照屋「異人、って知ってるか?」


犬舞「あ?何?なんかの差別用語?」


照屋「昔にありそうだな……いや、そうじゃなくて怪談、っていうか」


犬舞「でーーーたまた怪異系かよ!!もう懲り懲りなんだってお前の趣味付き合うの!!!」


照屋「なんやかんや付き合ってくれるじゃんかお前」


犬舞「そりゃお前ボッチですし??付き合ってやんないと可哀想だろ!!あーーーー俺やっさし!!まじでやっっっさし!!!」


照屋「で!話戻すけど、最初その話見つけたのは某インターネット掲示板」


犬舞「あるあるだぁ……」


照屋「そこでは山に入った人に関する話がされていた。山に入ったあと、精神が狂って12日後に血を吐いて死ぬ。そんな話」


犬舞「日数決まってるんだそれ」


照屋「なんで12なのかは分かんないけどな……で、精神が狂うっていっても発狂するとかじゃなくて、認識していたものが反対になる、って形で狂う」


犬舞「反対?反対ってなんだよ、どんな感じ」


照屋「知るか。俺異人じゃねぇし」


照屋「で、それしばらく調べてたら岐阜で怪談会あるって聞いたから、ちょっと興味持ってそこに行った」


犬舞「なんか百物語のやつだっけ?ストーリー上げてたよなお前」


照屋「で、そこで12話目の話の途中、異人らしき話が出てきた。「みとおし様」ってやつ。その途中でその話し手が血を吐いて亡くなった」


犬舞「亡くなった??本番中に??」


照屋「まじであれはやばかった……で、ここからは岩間に聞いた話なんだけど、その人、山に行ってちょうど12日目だったらしい」


犬舞「これも12日……」


照屋「絶対関係あるだろ?これは調べるしかない!!ってなってたんだけど」


犬舞「だけど?」


照屋「……この話、多分俺も関係ある」


犬舞「……は?」


照屋「これ調べ始めてから、俺ある夢を見るようになったんだ。」


犬舞「夢、ねぇ」


照屋「その夢を見る時は必ず日付に1か2が入る日で、同じ時間同じ場所同じ格好で、同じ人と喋ってる」


犬舞「まじ?誰?」


照屋「知らん」


犬舞「は?」


照屋「少なくとも俺は知らん。記憶が無いだけかもしれんが、今の俺は知らん」


照屋「で、そいつ、異人のこと知ってるらしいんだよ。そいつ、夢ん中出てくる時必ず山から来るんだ」


犬舞「……どんな見た目」


照屋「短髪の、俺たちが通ってた███工業の制服着てる男子。ジャージの色的に2年」


犬舞「……お前さ、沖縄にいた時のこと、覚えてる?」


照屋「全く。多分、その時なんかあったんだろ?犬舞」


犬舞「……俺たちの住んでたとこのさ、」





















犬舞「「くくるみー祭り」、覚えてる?」

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