高校生で小説家デビューを果たした黒川やさぎ。そんな華々しい肩書とは対照的に、彼は自分の書くものを駄文と言い張ります。なぜなら、彼が心を動かされた作品はただ一つ。売れ行きのよくない朝日あさひの著作だけ。世間での評価を勝ち取れていなくても、やさぎにとっては最も美しい文章であり、意味を持つものでした。
推しの小説家を追いかけて同じ学校にやってきた彼が出会ったのは、個性輝く美少女達。美声で虜にさせる、黒髪ロングの真面目な優等生・赤城紅奈。
強がってしまう金髪ツインテール・金華山楓。
魅力的な体に視線を奪われずにはいられないマイペース女子・青瀬サク。
惹きつけられるのは彼女達の麗しい見た目だけでなく、小説家としての才能でした。
文芸部顧問の緑川先生やほかの文芸部員も、やさぎの灰色だった人生を鮮やかに彩っていき――
憧れの小説家、朝日あさひの正体は誰なのか。
意味のあることを求め続けるすべての人に贈りたい、青春ラブコメ!
天才作家黒谷川﨑は朝日あさなという由一無二の作家の文章に恋をしました。
彼の心の底には自分が魅力のない作品を書いているという満たされない思いがあります。それに比べて朝日あさなの綴る文章は彼の価値観をひっくり返すほどに美しく、彼の作家人生に彩りを与えました。
しかし、朝日あさなというのはあくまで偽名。彼女の正体は一体誰なのか、候補は彼の日常のなかにいます。
赤、青、金、緑etc……カラフルな名前を持つ華たち。彼女らのなかに朝日あさなは(おそらく)います。
ラブコメはあまり読まないのですが、楽しいです。
たまにくすっと笑いながら、時においおいとつっこみながら。リズミカルな会話が心地いいラブコメです。