太平洋戦争中の日本。
昭和二十年。世界で初めて熱核兵器の投下された都市、広島。
その爆発により、その地には〝異界〟が生まれた。
超常の産物を生むその環境は、同時に常軌を逸脱した生物の跋扈する過酷な環境でもあった。
異霊石、異鉱石、そして異草。
異界の希少資源を戦後復興期の日本は渇望し、数多の者が異界へと挑んだ。
物語は異界を巡り動き出す。
空襲で左腕と両親を失った少女・白石アヤ。
同じく戦災孤児で病弱な幼馴染の桜井シンイチ。
二人は異界に挑む。そう決意した。
異界探索、それはシンイチがアヤにより良い義手をもたらすため。
アヤはシンイチの病を治すため。
互いだけを寄す処とする二人は互いの為に異界へ向かう。
そのより深い場所を目指し、死力を尽くす。
これは喪失と再生と物語。
そして決意と愛。継続と連帯の物語。
読む者の魂を震わせる熱き人間讃歌。
いま、技術と異能が新たなるバトルストーリーの扉を開く!