書籍の音色【短歌5首】

春木のん

書籍の音色

液晶をタップするよりめくるめく紙の書籍に触れている音


静寂な学習室で辞書をひくASMRくらいの音色で


学習室で会話は禁止だから本のページの文字で会話をしてる


参考書のふせんで続く他愛ない会話は君と共有されて


共有が繰り返されて角が丸くなった書籍が本棚にある

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書籍の音色【短歌5首】 春木のん @Haruki_Non

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