インテリジェンスフェネリック

「目的は何?こんな商品誰も買うわけがないでしょ!」


「は?しょうもない?」


「そうでしょ!!どう考えても誰も使えないじゃない!!」


 はい。キレた、殺そう。そうしようか。バカにしたもんな、いいよな。首掻っ切ってやるわ。


話し合い殺し合い、しよっか?」






 〜






 フィールドは店前。誰も来れないし、出ることもできない。


「何?決闘でもするつもり?」


「考えてみればわかるだろう?頭の味噌が足りてないんじゃないかい?」


「はぁ?」


 店の前には今にも殴り合いを始そうな二人の男女。両方とも顔に青筋を浮かべ睨み合っている。


 キレてるキレてる。君とは一生仲良くできなさそうだね。

 決闘は、死んでもアイテムがロストしない対人戦専用の機能。使う人はいないわけでもない。


「話は変わるけれど、。なんだと思う?」


「ただのナイフじゃない」


「これはね、私が『なんでもキレるナイフ』って思い込んでるただのナイフ」


「ただのナイフじゃない」


「これの先端に『ぼくがかんがえたさいきょうのけん』をつけるとどうなると思う?」


「っ?!まさか!!」


「なんでも切れるんだ、、、よっ!!」


 一瞬で肉薄。そして横腹に一閃、Nokiyouの体は真っ二つに———


「あっぶないなぁ!!」


 ———ならなかった。すぐさま後ろに回避し僕に怒りの目線を向ける。そんなものは気にせず再び詰め、肉薄。攻撃をさせないようにひたすらに肉薄。


「鬱陶しい!!離れろ!!」


 Nokiyouはそう叫び、剣を首筋に迷いなく突き出してくる。


「、、、それが君の武器か。」


「そうよ!真名解放。我に力を授け、我に幸運を授け、我に敵を穿つ心を授けよ!!『消悪の剣シュレリミ・ドヅ』」


 真名解放。月一で開催される闘技場大会で優勝するとなれる特殊条件型職業『真名覇者』の特殊スキル、これを使うことにより武器にある潜在能力を最大限引き出す大人気職業。

 僕はこれをセリフ長めのBLEACHの斬魄刀と名付けている!!だって完全にそうじゃん。僕悪くない。


「はぁあ!!『百閃』!」


 鋭い突き、スキルの効果により百回ヒット判定が出る恐ろしいスキル。威力は百分の一で最終火力は変わらないが恐ろしいのはヒット判定の数によってバフを得るタイプのスキルとのシナジーにある!!


 おそらく剣の名前からして突きに何かギミックがあるのだろうけど、


「!?!?」


 しかし残念だったね。僕には僕の作品があるんだ!!


「『いないいないばぁ』、対象が私の顔を見ていない時私の存在はそこにはない」


「ちょっと!?あんた顔に靄がかかってるから実質無敵じゃないの!!」」


 そうだよ。


「ほらほら、どうしたんだい?このままじゃやられちゃうよ?こんなふうにねっ!!」


 投擲、咄嗟にNokiyouは回避をするがそこには何もないように見える。だが確かに投げたのだ。さて問題。僕は一体何を投げたでしょうか。





 正解は〜?


「ドーナツの穴っ!?」


「隙あり。」


 距離にして二メートル三十センチ、腕を伸ばした程度では普通のナイフでは当たらない。


「(馬鹿なの?この二メートルぐらい空いた距離でナイフを振るっても私に当たるわけ、、、)」


 普通のナイフ——ではね


「あるんだよな、それが」


 推定刃渡り二メートル三十センチ。ナイフは刀身が伸びNokiyouの足を切り裂いた。


「なんで易々と敵の言葉を信じるんだか、、、」


『如意ナイフ』。刀身が伸びーるナイフ。糸目キャラになりたい人生だった。Noki youの体力は一割もない。直に欠損ダメージで死ぬだろう。


「くっ。殺せ!!」


「やめて、オーク側になっちゃうでしょ」






 〜






 数分後、Nokiyouは土下座の姿勢でリスポーンをしていた。


「何故土下座?」


「いや、本当にごめんなさい。確かにこれは役に立つ。」


 謝罪をしてきた。いや、土下座で謝罪じゃなかったら何になるって話だけれども。


「まぁ、いいよ。わかってもらえたのならね。」


 僕はとっても心の広〜い男だからね!!優しい優しい聖人のような男だからね!許してやるよ。それはそれとして顔を一発殴らせろ。


「ありがとう。それとして、その顔のやつとその『いないいないばぁ』だったか?そのシナジーずるくない?」


「いや、この靄自分も視力が0.05ぐらいになるデバフがある。」


「それはきついな(あれ?つまり視力が悪い状態で負けたの?しかも大体避けてたよね。私の攻撃。制限があるのか?)」


 メガネかければ意味ないけど、、、言わなくていいか。


「おっと、もうこんな時間。ごめんけど、フレンドと予定があるんだ。またくるよ」


「来れるのならば、くるといいだろう。汝に幸運を」


 この店に来るまでに色々なランダム性をクリアしないと来れないからもう二度とくることはないだろう、、、。てかあいつ切り替えはやかったな、、、、。



 __________


『いないいないばぁ』:時空がずれるシール。このシールを貼り、対象を指定すると顔が見えていない状態のみ空間以上が発生し触れることができなるなる。


『如意ナイフ』:刀身がどこまでも伸びるナイフ。一丸ギンの斬魄刀ナイフバージョン。



『真名覇者』:闘技場の大会で優勝するとなれる剣士系職業。就職した時点でのメイン武器の真名がわかるようになり。詠唱をすることによってその武器の潜在能力が最大限引き出される。武器を作り替えても真名は変わらない。

 つまり剣にバフがかかる職業。一番人気の職業でもある。


『百閃』:一回の攻撃が百分割される。最初から最後まで使えるスキル。


 決闘システム:対人戦専用システム、フィールドが設定されどんな技や道具でも絶対に壊れない結界を生み出す。例外はない。PK判定にはならないし、装備ロストもしないし、決闘中に壊れた武器も終わった後には耐久値が半分になり帰ってくる親切設計。これに例外はある。


 くっ殺:ネットミーム

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る