過去に自分のせいで傷つけてしまった元カノへの贖罪という、自身の深い後悔に向き合うためのタイムリープを描いた物語です。
一見すると少し重苦しい展開を想像するかもしれません。
そうしたテーマを扱っていながらも、決して気を張らずにスラスラと読めてしまう絶妙なバランスの作品です。
それを成立させているのは、作者様の奇をてらわない真っ直ぐで読みやすい文体と、輪郭がはっきりと描かれたキャラクターたちの存在です。
複雑になりがちなタイムリープという題材の中で、各キャラクターのストレートな魅力と感情移入しやすい親しみやすさが、物語の素晴らしい推進力になっています。
過去の後悔とどう向き合い、どうやり直していくのか。
タイムリープものが好きな方はもちろん、重すぎず軽すぎない、心地よい温度感の青春ストーリーを読みたい方にも強くおすすめできる良作です!