文化祭の出し物、大喜利大会。
まさかの代打という理不尽な場面、反射的に回答するも三連スベりをかます主人公──梶晴翔。
自分ごとではないのに、その共感まっしぐら。
そんな彼を救ったのは、あの場で唯一爆笑したヒロインである、白井ほのかちゃん。
彼女と出会い、率いる「わらおー会」に加わり、仲間と舞台に立つ青春の熱量を帯びて、そこからさらに物語はギアを上げていきます。
お笑いの奥深さはもちろんのこと、あたたかくて、笑えるかけがえのない青春ストーリーである本作。
ぶつかって、くじけそうになって、でも諦めたくなくて。
ドタバタ、胸キュン、全部盛り。
誰かと一緒に目標に向かう楽しさを味わえる素敵な作品です。
気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。
青春×お笑いが好きな方には、特におすすめです!
きっかけはほんの些細な事で。
それを見つけ出した彼女に引かれ、まだ見ぬ“お笑い”という新境地へと漕ぎ出した主人公。
そんな王道であり、正当なボーイミーツガールは、個性的な仲間達を引き連れて、青春というかけがえの無い物語を加速させます。
“お笑い”という、限りなく文化的な軸の裏に隠された、熱気漂うスポーツ的要素を感じさせると共に、一生に一度しか訪れない、学生時代の青春を存分に味わえる一作です。
お笑いと青春。この2軸に、どちらにも過不足は無く、そのバランスは絶妙で。
彼らの、今、この瞬間でしか成し得ない全力を、まざまざと読者に見せつけてくれます。
本作の節々から、そういう限りある瞬きを存分に感じる事が出来て、私は幸せです。
文化祭の大喜利企画で、主人公:梶くんがエグいスベり芸を披露するところから始まります。
面白い物語を指して「掴まれた」と表現しますが、本作はそんなひやりとしたシーンと追体験で心臓までも――二重の意味で掴まれます!
しかし、安心していただきたい。
ちっこくて愛らしいヒロイン:白井さんが手を差し伸べて救ってくれますから。
そうして手を取って合流するのは、楽しい仲間が揃う、"お笑い"のための活動グループ『わらおー会』。
とても魅力的なメンバがー揃っており、青春劇に華を添えます。
そんな仲間たちが魅せてくれるのは、真っ直ぐな、お笑いを通じた成長の物語。
楽しさも、苦悩も、きらめきも、ぎゅっと詰まっています。
あなたもこの青春ドラマに飛び込んで、頑張る少年少女とともに笑いませんか?
それは楽しさが込み上げての笑いかも知れないし、口角ひきつる苦笑いかも知れないし、泣き笑いかもしれないし、やっぱり楽しくって顔に咲く純粋な笑いかもしれない。
わらおー会のみんなと一緒にわらおー!
文化祭の代打で出演させられた大喜利。こういうの、いきなり出されても答えられないですよね。でも、主人公の梶はやってのけた!!ある種のトリプルアクセル。梶くんすごいよ、頑張ったよ。
スベり倒し、スケートリンクのような寒さの空気で『笑い声』という助けの手を差し伸べたのは、ヒロインのほのかだった。
とにかく笑って、ポジティブなほのかちゃん。可愛い。彼女の誘いで『わらおー会』なる部活に入ることになった梶くん。ほのかちゃんの仲間であるわらおー会のメンバーもやはり一癖も二癖にある!
梶くんの青春はいかに! 楽しい予感がズビズバ! お笑い×青春×ラブコメです!
最初は「文化祭の大喜利でスベった男子が主人公」という時点で、正直かなり胃が痛くなる導入でした。
でも読み進めるほどに、その“スベり”がこの物語の核であり、物語の最大の魅力だと気づかされます。
この作品は、笑いを取れないことを笑いに変える話であり、自信のなさや空回りを肯定してくれる青春譚です。
読んでいて何度も笑い、思わずコメントを入れたくなる。そして同時に「若い頃の自分」を思い出して少し胸が締め付けられる。
これは単なるラブコメでも、ハーレムでもなく、笑いを通して人と繋がっていく青春群像劇だと思いました。
スベることを恐れている人、人前に立つのが苦手な人、そしてかつてそうだった“元・若者”にこそ刺さる一作です。