本作の前に作者である一色さんの小説を読んでおくと、より楽しめます。というより、一色さんの文章に触れたなら、きっと自然と本作も読みたくなるはずです。
それほどまでに滑らかで読みやすく、名作の趣を感じさせる一色さんの文章。初めて読んだ時は、長年の執筆経験を積まれた方なのだと信じて疑いませんでした。
ところが、作品をカクヨムへ掲載された時点で「書き始めてまだ間もない」と伺い、その衝撃は今でも忘れられません。
さらに、「AIくんにダメ出しをしてもらって何度も書き直している」とお聞きして、「AIをどのように使えば、こんなに血肉の通った文章が書けるんだろう?」とずっと不思議でした。
その答えと秘訣が、本作には惜しみなく詰め込まれています。
しかも、この作品は単なるAI活用の指南書ではありません。一色さんの文章への矜持、そして創作に対する思いが伝わってくる、熱い創作論でもあります。
どんなツールを使うのか、だけではなく、それをどう使ってなにを書くのか。その選択には、人それぞれの矜持があるのだと感じさせられました。
読み終えた頃には、小説を書いているすべての人への敬意が自然と湧いてきます。創作に悩む方はもちろん、書くことが好きなすべての人におすすめしたい一作です。
(そして、BLがお好きな方は、きっとニヤニヤが止まりません……!)
見ていてあかり先生のほのぼのとした人柄を拝見した気がしました。
なんとも優しくほんわかとした感じなのでしょう……と感じました。
特に「同士」として「感想」を出してもらうところなんか、すごいなぁと感心しちゃいました。是非、私も試してみようと思います。
他の方のAIの使い方を知れて参考になりました。
私も執筆活動に「生成AI」を使っています。
理由は、私の日本語が致命的に稚拙だったからです。
なので、1話作成する毎に、全文食わせて、推敲をさせています。
日本語表現でおかしい場所を、指摘してください。
読点の数が多すぎてないか、……が多すぎてないか、改行位置は適切か。
といった感じです。
ここで、時折、困ったことが生じます。
その表現は普通ではありません。普通はこのように書きます。
……と「文章の一部の訂正案」を提示される時です。
読んでみて、自分の表現とも違和感もなければ、その文を採用します。
自分の表現にそぐわぬ時には、ガン無視します。
……という感じです。
その文を採用した場合、扱い上「一部利用」になってしまいます。
しかたないので、そのタグを使っています。
私は、こうしたAI推敲のことを「壁打ち」と呼んでいます。
自分の日本語作成能力がある程度になるまでは、たぶん、こういう使い方をしちゃう気がします。
もちろん「AI一部利用」とすることで、商業化に不利で一部読者に避けられることも折り込み済みで……
いつかは「AI」を卒業出来る、その日まで……
あぁでもそうなっても、先生のようにAIに感想を言わせるのは、やってみたいなぁ……。
近年、生成AIの台頭により小説をはじめ、様々な分野でこれまでの常識が覆されようとしています。本作では執筆活動に生成AIをどのように活用するかに焦点を当て、これまでの経験則や今後の展望を交えて綴られています。
深堀りして質問し続けることの大切さやChatGPTが表現する「感情設計」など、実際に使ってみないとわからない情報が散りばめられています。
生成AIをこれから使おうと検討されている方、すでに使っているが、使い方を模索されている方にもオススメです。
プロと比較したご自身の立ち位置を含め、今の自分に足りないスキルは何か。多くの気づきを得られる貴重なエッセイだと感じます。
生成AIはそれ自体では悪ではありません。正しい目的のもと、正しい使い方でよりよい創作ライフを送りたいものですね。