生成AI利用に関するタグ付けをしました
GYAK
第1話 原文
生成AI利用に関するタグ付けをしました。
いつもお読み頂きありがとうございます。
11/19にカクヨム公式より発表された、生成AI利用に関するタグ付け推奨に基づいて、生成AIタグ付けを行いました。
自分はAI(chatGPT)を大幅に使って物語を紡いでいます。タグ付けについて『描線眼鏡シリーズ本編』については『AI本文一部利用』、同資料集については『AI本文利用』、その他短編については『AI補助利用』となります。
『描線眼鏡』は、「小説家になろう」にあえて旧版をそのまま置いているのですが、昨年にとあるきっかけで描き出した物語を、描ききれずに放置していました。
今年GW頃に、AIによる小説執筆のサポートが充実してきたとの記事に触れた事をきっかけに、執筆を再開しカクヨムへの投稿を始めました。率直に言ってAIサポートが無ければ、ここまで物語を紡いでこれなかった事は事実です。
正直な話ですが、多くの反発を受ける事を鑑みた事と、自身一種の後ろめたさを感じ無かったかと言えば嘘になります。積極的にAI使用である事を公言していませんでした。
しかしながら、昨今の生成AIに関する議論を通して、AIにアシスタントを頼みつつ、自らの創作世界を進化・深化させて行く事自体に、これからの創作の一つのあり方を示せるのではと思い直しました。
漫画家という題材を選んだ事は全くの偶然でしたが、多くの漫画家の方も、背景や小物、トーンやベタなどはアシスタントに任せ、場合によりネームやアイデアなどもアシスタントや編集者の意見を採用する事があります。
しかしながら物語の骨子を創り、最終的に自分の判断でそれを世に出すことは創作者である漫画家自身にしか出来ない事です。
現状のAIは意図通りの文章出力が出来るプロンプトの作成が難しく、自分の場合はブレスト→プロット→シナリオ→(セリフ入りの)ネーム→本文と段階を踏んで作成しており、その手法も結果的に漫画家の方の作業に酷似する事になりました。
現状のAIは自分の考えを反映する合わせ鏡のような道具に過ぎないと思っています。
それがずっと続くかも知れませんし、ASI、AGIとAIの進歩により人類の想像力や創造力が越えられる日が来るのかも知れません。
しかしながら、仮にその日が来ても人が生身の身体を持つ以上、「人の描く物語」が求められる事に変わりは無いと希望を抱いてはいます。
生成AIによる著作権の侵害については、生成AIそのものとは分けて考えられるべき物だと思っています。
トレースやコピーが出来る様になった事の延長線上の出来事だとは思っていますが、創作者の感情を無視して進めてはいけないと考えます。
しかしながら、全ての芸術や科学技術は過去の人類という巨人の肩に乗って、今の人類が紡いでいる物です。活版印刷の発明やインターネットの定着と同様に、人類が幅広くその恩恵を受けられる道具ができた事を利用して、より遠く、より深く、より広くその思考を巡らせていく事が人類のこの先の可能性を拓いていくと思っています。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
AIというアシスタントの力も借りていますが、今後紡いでいく物語も「私の物語」です。
よろしければですが、今後も『描線眼鏡』をお読み頂ければ幸いです。
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