AIちゃんと相談するとある作家の話

AI創作をテーマにしながら、小さな感想をきっかけに揺れた気持ちを丁寧にたどる作品でした。

AIとの距離の測り方や、読者の価値観とのすれ違い。
その一つひとつを静かに観測していく語り口はやわらかく、AIちゃんとの会話も良い緩衝材になっていて読みやすい。

大きな主張ではなく、創作する自分の内側をそのまま描いている点が魅力で、
創作にAIを使う人も使わない人も共感しやすい一作だと思います。