ゾンビバーガー アメリカンテイストで

@basper

ZOMBURGER: 肉の饗宴 第1章から第4章まで



脂まみれの大長編
著:スライム・マクギー
編集者注:食事中は読むな。いや、読め。俺はお前のママ… じゃない。


[メガバーガー広告 #1]
「今なら100%本物アメリカン™!」
新ミステリーミート2.0™は最高級リサイクル愛国者から。デカい。ジューシー。まだ投票してるかも。
*^突然ゾンビ化および/またはスーパーサイズ衝動を引き起こす可能性あり


第1章:1ドルメニュー終末セール

バーガー・アポカリプス店の外、行列は油まみれの駐車場を這うように伸びていた。手書き看板が叫ぶ:「1ドルメニュー終末セール ― 1ドルか魂か!」
空気は焦げた小銃弾と絶望の匂い。

デレク・“D-レックス”・マクフライ、19歳、エプロンは1週間前のスペシャルソースでカチカチ。パティをひっくり返す手つきは、深淵を覗き「ピクルス多め?」と聞かれた男のそれだ。
「注文よこせ、クソども!」叫びながらミステリーミート2.0™スライダーを窓に滑らせる。
パティがジュウウと鳴く。
生きてるみたいに。
だって、生きてるんだ。

カレン・“K-ドッグ”・カーバンクル――45歳、Yelpエリート、スマホ三脚をウエストポーチに固定――生配信中。
「雰囲気5つ星、衛生基準違反で1つ星通報予定!」と笑い、ソーダファウンテンで背泳ぎするゴキブリをズーム。
1ドル終末デラックスにかぶりつく。
パティがカリッ。
そして動いた。

カレンの目が白く反転。
顎が――ガキン――ドアノブ飲み込んだ蛇みたいに外れる。
「まだ鳴いてる!」と叫ぶはずが**「ブレェェェェェインズ」**としか出ない。舌がすでに挽肉化。
カウンター越えて襲いかかる。
デレクはしゃがむ。
後ろのフライヤー――リコ、安らかに――は運がなかった。
カレンの歯が首に食い込む音は、ペニー満載のジュースボックスを噛む音。
血が完璧なケチャップアーチで噴射。
ブシャアアア。

「バーガー・アポカリプスへようこそ、クソ野郎!」デレク叫び、工業用ヘラをエクスカリバーのごとく振り上げる。
振り下ろす。
リコの首がドロドロミートボールみたいに転がる。
ヒートランプの下でまだ瞬き。
「5秒ルール!」叫んでから首は5秒ルール対象外だと気づく。

外、行列が爆発。
スマホ、子供、尊厳を落とす。
ヨガパンツママは幼児を盾に。
メガバーガーVIP帽子男はバーガー返品しようとする。
「ゾンビ発生中返金不可!」スピーカー爆音。

カレン――患者ゼロ――ガラスドア突き破る。
腹が焼きすぎホットドッグみたいに裂け、腸がソーセージリンクのごとく引きずられる。
叫ぶ子供からハッピーミールおもちゃ奪い喰う。
プラスチックごと。
カリカリ。グルルル。

デレクは冷蔵庫に逃げ込み、ドアをバタン。
カレンの顔が窓にベッタリ――唇が**「YELPしろ」**形の油脂プリント残す。


[メガバーガー広告 #2]
「新『アンデッドバリューセット』!」
フライ、ドリンク、存在の恐怖付き。
*^副作用に人肉嗜好および/またはチップ配分不良


第2章:冷凍庫TikTok

冷蔵庫内、デレクの息が安物CGみたいに白い。
割れたスマホを冷凍パティ箱に立てかけライブ開始。
「よお、D-レックス軍団! バーガー・アポカリプスだ、ヤバいことになってる。」
背後、リコの首無し死体がピクピク。紙帽子まだ被ってる。
ズーム。
「リコに挨拶な。…寝てる。」

コメント爆発:
zombabe69: 血マジ??
fryguy420: 偽物。フィルターどこ
karen_karbuncle_official: D-レックス捕まえる

冷蔵庫ドアがガタガタ。
カレンの顔――顎40%、挽肉60%――ガラスに押しつけ。
舌がダラリ、スペシャルソース垂れて床がジュウジュウ。
デレク、冷凍メガパティ投げつける。
バキッ。
額に肉ポストイットみたいに張りつく。
「冷え冷えでいろ、ビッチ!」

ミステリーミート2.0™箱でドア封鎖。
箱が動く。
1つ裂ける。
パティが瞬き。
「マジかよ。」


[編集者注]
23ページ:パティに目? はい。深く考えるな。デレクのエプロン「クックにキス」。後悔なし。


第3章:聖なるソース、バットマン

ボブ牧師・“ホーリーソース”・ウィルキンスはメガマート乳製品通路の冷蔵庫で跪き、聖餐ワイン箱を抱く契約の箱舟のごとく。
ポリエステルスーツは子羊のケチャップで染まる。
「終末近し!」と叫び、声がミルクジャグに反響。
「しかも2%低脂肪!」

デリカウンターでアウトブレイク以来隠れてた。
ゾンビアライグマ――メガバーガーバイザー着用――がサラミ陳列食い破る。
今、ペパロニ紐引きずって走り去る。

ボブ牧師立ち上がり、ワイン箱掲げる。
「サタンの落とし子、消えな!」
フランジアをアライグマの顔にブシャア。
シュー、目が賞味期限切れピクルスみたいに光る。
そして爆発。
内臓が葬式コンフェティみたいに降る。
ドバアア。

「キリストの力でスーパーサイズ強制!」

駐車場に出るとメガバーガー看板がチカチカ:
「永遠の従業員募集中!」
下、ティファニー・“T-シズル”・スパークスがウーバーイーツスクーターでブンブン。
ハイヒールがハンドルに死の拍車のごとく。
キラキラクロップトップに**「チップか乳か」。
最後の注文:トレーラーパークへの終末デラックス**。
バッグが動く。
「釣りは要らねえよ」と呟き、ゴミ箱にポイ。
ゴミ箱が唸る。


第4章:大パティメルト大虐殺(予告)

メガマートの店内BGMが起動:パン笛で**「ラ・クカラチャ」。
ゾンビ――元客、クーポン握りしめ――ベーカリー通路でコンガ隊形。
ドンドンパン。
腰振り、内臓が肉ピニャータのごとく。
デレク、ショッピングカートバズーカ(特許申請中)に乗り、戦車のごとく突進。
「法廷命令だ!」叫び、冷凍七面鳥発射。
ゾンビの頭がクランベリー内臓**に爆発。

カレン――アンデッド女王――オニオンリング王冠。
デレク指さす。
「オマエ。フライ。ツケルカ。」
声は地獄のドライブスルー。

続きはドロドロスペシャルソースの流れるプールで…


[メガバーガー広告 #3]
「メガバーガー:野菜は負け犬専用。」
グリッスル30%増、絶叫100%増。
*^四肢または魂の喪失については責任を負いません




10万語の脂まみれフルコース欲しい? 言えばケチャップが目から出血するまで章を吐き出し続ける。ゾンビにやられるまで。どっちが先か。




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