これが僕からの願いです

タナシュン

第1話 僕からの願い

いじめられて悲しんでいる人へ

これを見てもう悲しまないで

困っているなら誰かに相談してみて

きっと悩みを解消してくれる

気持ちが楽になるから


なぜそんなことを言うかって?

僕もいじめられてたからだよ。

ここからは僕の経験談なんだけど、

中1の時入学してちょっとすぎた頃に、

Tくんていう子が急に話してきて煽ってきたんだ。

どの言葉も当時の僕からしたら、傷つくことばかりだった。

なんて言えばいいのかも分からなくて、次第に自分の心が欠けていった。

なんで自分は生きているんだろう、なんのために生きているんだろう、

そう考えるようになった。

先生にも相談した。

それでもあまり解決はしなかった。

僕の気持ちは傷ついたままだった。

そこにNくんが話しかけてきてくれたんだ。

Nくんと話していると毎日が楽しかった。

相談にも乗ってくれるし、最高の友達だった。

僕は嬉しかった。嬉しすぎて涙が出るくらい。

そのぐらい過ごした時間は自分の人生にとってかけがえのない時間になった。無駄じゃない時間だった。

でもある時、Tくんがまた話してきたんだ。

めちゃくちゃ喋りづらかった。その言葉を聞いてるだけで自分の胸に矢が入っていくような痛みを感じていった。

その時僕は思った。

もう話したくないな。本人は気づいてないかもしれないけど、僕はめっちゃ嫌なんだよな。

そしてあまり喋らなくなった。

それからNくんと喋る時間はもっと増えた気がした。

めっちゃ楽しかった。

心が全部洗われるようでスッキリとした感じがした。

彼は、自分の人生で忘れることのない親友だった。


そして僕は、中2へ上がった。

彼とは違うクラスになってしまったけど、感謝の気持ちしかなかった。

彼のおかげで、僕は今楽しく過ごせているんだと、そう思えた。


この経験談を聞いて同じような境遇にあっている人でも周りの人と話してみてほしいんだ。そして相談できる相手を見つけてみて

きっとあなたに寄り添ってくれるから。

きっとあなたの力になってくれるから。

頑張って!

あなたはもう1人じゃないから。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

これが僕からの願いです タナシュン @Tanasyun

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ