嘘つきひまわり

@RENTUMU

嘘つき ひまわり 始まり 始まり

「ねぇ 夜の世界って どんななの?」


今よりはるか先の世界で少女は呟く。


閉じ込められた地下シェルターの中では、月はおろか 星空を眺める事はできなかった。


「ねぇどんな景色なの…」


彼女の呟きは誰もいない部屋に溶けていった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「だーかーら!

俺はやってねぇって」


「うん。 うん。 そうかもね」



「かもね?じゃなくて やってねぇって。」


俺はただ身の潔白をさけんだ。


もうここら辺で 俺の話を聞いてくれる大人なんて この人ぐらいなもんだ。




学校でまた ケンチキ(携帯探知機)が

狂ったみたいだ。


これは 100年前に使われた

生物兵器?? かなんだかのバクテリア??


なんか汚染されてるこの世界で、

自分がそこにいて大丈夫かどうかが

分かるやつ なんだけど、これが案外そんなにちゃんとしてるやつじゃない。



結構簡単に狂う。


そりゃ 昔は何度かイタズラしたりした。


夜明けに拾った石を友達のケンチキに

近付けたりした。


それで ケンチキが ブーブー鳴り出して、周りに防護服を着た大人が沢山やってきて


てか 大騒ぎになったし、めちゃくちゃ怒られた。



だから



「あんな面倒な事になるなら

もうやんねぇって」



こうやって声高々に無実を証明しているのだ。


昨日また近くでケンチキが鳴って

真っ先に疑われたのが俺ってわけだ。




「うんうん。多分今回も誤作動だろうね〜」



俺の話を聞いてくれてるこのおじさん


近藤さんっていうんだけど、この精神内科の先生で、街で少し問題を抱えてる子達は みんなこのおじさんに話を聞いてもらってる。


でっかくて 太ってて 黒いメガネで

白髪に白ひげ。


でもすげぇ 話しやすくて

なんでも聞いてくれる。


周りの大人はずっとピリピリしてるけど


このおじさんはずっと暖かくて

ずっとにこやかで、とにかく落ち着く人だった。






コンッコン


「すみませ〜ん。」


「あ、はいは〜い」




どうやら 別の患者さんが来たようだ。



俺としては もう おじさんに好きなだけ

話したから 頃合いを見て帰ろうかなっと考えていたとこだ。


ちょうどいい



おじさんへ 軽く会釈して

僕は診察部屋を出ようとした。




「あぁ 君かね

今回の夜 の冒険はどうだった?」



耳を疑った。


まるで 世界がゆっくりと流れる様な

そんな感覚で…


おじさんが問いかけた先にいたのは

女の子。


サラサラの黒髪が 腰あたりまで伸びていて、絹のような白い肌 通った鼻筋に

なにより 綺麗で大きな瞳をしていた。




「えぇ 今回も星空はとても綺麗でした。」



彼女の動きとか 声とか

それら全部から目が離せない。


今この瞬間に起こった衝撃がおおきすぎて、あわあわすることしか出来なかった。


なんとなく とんでもない事に巻き込まれる そんな予感が止まらなかった。


「え…え? なんて?

よ る のぼうけ ん?」



なんとか 絞り出した質問に


おじさんは 大きくガバガバと笑った。



「瞳ちゃん 彼にも君の話を

聞かせてあげて欲しい。」


バシッ


そう言いながら大きな手のひらが

俺の背中を叩いた。



「いっ

てか なんだよ? 夜は絶対外出禁止だよな?


なんか 夜は 汚染が進んで危険すぎるだとかなんとか」





「それが …嘘だとしたら?」



その女の子 瞳ちゃん?は


首を傾けながら 俺に告げてきた。




それから改めて3人で

診察室に腰をかけて 彼女の話に耳を傾ける。





「世間一般では、2150ねんに

ソシエト連邦軍が使用した 生物兵器によって 世界が汚染されたとされていますね?


ですか、この生物兵器 目に見えない微笑はバクテリアは 日光に限りなく弱く 日が出ると共に、ほぼ人体に影響が無いほどに消滅する。



だからこそ 我々人類は日中の活動が出来るわけです。」





うん、うん、

なんか歴史の授業で習った事だ。






「ですので 夜は誰1人外を出歩かない。


…私 幼い頃からずっと興味があったんです。 夜のこの世界について。」



彼女は 淡々と それでいて力強く

話を続けた。



「…興味があったって…。」



そう それは タブー

今 この世界では 夜間は外に出る事は愚か その実態を知ろうとする事すら

法律で禁じられている。




「それって …法律」





「えぇ ですので

ここからは 私の妄想、つまり嘘 だと考えていただきたいです。」



…うそ?


一瞬だけそれまでの彼女の力強い瞳から

どこか 諦めに似た冷たさを感じた。




そこで 今まで俺に向いて話しかけてくれていた彼女は おじさんの方へ顔を向き直して 明るくキャッキャと話はじめた。


さっきまで の大人な彼女とは

まるで 別人であるかのように。



「ねぇ 近藤さん!

昨日は あの 3丁目の公園

そこの丘に登ってみたの。


本当に綺麗だった。


満点の星空 街のシェルター


360度 どこを見たって世界は光り輝いての!」




「はっはっ それは僕もそのうち見てみたいものだねぇ〜」



「えぇ いつか 近藤さんにもお見せしたい。

いや 近藤さんだけじゃなくて

たくさんの人々に この夜の世界を

見て欲しい。 知って欲しい。


もちろん 貴方もです。」



急に話を振られてビックリした。



彼女からでる 夜の世界は

幻想的でとにかく綺麗で、


俺が今まで思い描いていた夜 は


生物兵器 バクテリアが 増殖して

そこらじゅうが 錆びたり 草とかが枯れたり 動物が 叫びながら死んだり



そんな おどろおどろしい世界だった。



彼女の口からでるそれとは

本当に正反対だ。





「はっはっは

なら 今度 二人で夜に出かけてみるといい」




「えっ!?」



「明暗ですね!!

その 貴方が…よろしければですが」



本当に可愛い上目遣いで俺に聞いてくる。


正直…かわいい。 これは断れねぇよな



「べ…別にいいけど。」


ずっと目を合わせられず…てか

そんな目をガン見してくんなよ


目を逸らすしかないだろ



「やった! ぜひぜひ

今度の日曜日にいきましょう!


集合場所は そうですね この嵐山精神内科とかどうでしょうか?


時間は 21時頃で」 「ちょちょちょ」



高速ラップみたいにまくし立てる

彼女



「はっはっ

まぁ瞳ちゃん 慌ててはいけないよ


まずは お互いに自己紹介といこうか」




おじさんが間に入ってくれて

ようやく彼女は 収まった。


「そうですね

これは 失礼しました。


私は 黒木 瞳 といいます。」



くろき ひとみ。


良い名前だなぁ



「あ、 俺 いや 僕は

タカユキ 森口 貴之っていいます。」



「タカユキさん

素敵なお名前ですね」


「あ、どうも。

ひと…み さん こそ

その 素敵なお名前です。」


「へへっ それはありがとうございます」




自己紹介を終えて


あれよ あれよという間に

夜の冒険の 日時が決まった。



良く考えればこれって犯罪行為なんだけど……まぁいいか


バレないだろうし。




それでその日まで たった3日しかなかったけど、本当に長かった。


ずっと ソワソワが止まらなくて


ずーっと ワクワクが止まらなくて



ずーと 瞳ちゃんの事を考えた。






〜〜〜〜〜〜〜



「こんばんわ」



「…こ んばんわ???」



「へへ 夜の挨拶です。

朝は おはようございます

昼には こんにちわ といいますよね?」


「うん」


「夜になると こんばんわ と言うそうですよ?」




「へぇ〜そうなんだ。

えーっと こんばんわ」


「えぇ こんばんわ」





ついにその日がやってきた。



嵐山病院の前に時間通り来たんだけど


多分彼女は 集合時間よりずっと前からいたんだと思う。



集まったのは 夕方18時


今から日が落ちていく。



普段だったら 16時には 活動を終えて

家に籠ってるから、この時間に外にいる人は 夜になるまでにめちゃくちゃ急いで帰ったりしてる。


そんな 街の焦りの時間に


俺は 胸がドクドクして

みんなが感じてる 緊張とはまた違う


心地よい 緊張に包まれていた。



「じゃあ 行きましょうか?

場所は 決めてあった 三丁目の公園。

それの 丘の上です。」



「うん。」



すれ違う大人達はピリついていて


早く帰りなさい!って何回も声をかけらた。


夕日 は 赤信号


もう とっくに 外での活動時間をすぎてる。


そりゃ そんな時間に中学生が

二人で 遊んでたら注意するよな



「はい!

ご心配ありがとうございます

おうちはそこを曲がったところなので

大丈夫です。」



早足の大人達に 彼女は大人な嘘を

ついて 流している。


「さぁ たかゆきくん ここだよ!」



俺達は 目的地の公園に付いていた。



丘の上にある ベンチ


世界が 赤信号でそまっている。



夕日が 赤 が オレンジ が 黒色へ


大丈夫かな 本当に死んだりしないかな


俺は ここへ きて やっと自分の心配と

今やっている事がとんでもない事だって 気づき始めた。


彼女を 見た時


綺麗な黒髪 が 徐々に でも確かに

ゆっくりと 黒色へ染まっていく。


そのうち 全身真っ黒になって



死 の 世界が 始まり始めた時



「ねぇ!!!

たかゆきくん!! アレ!」



彼女は ずっと上の方 空を指さした。



キラっ と光る なにか。


また 時間が止まる。

その止まった時間を動かしたのは

彼女の一言だった。


「あれが 星  だよ!」



彼女が 指さす 星 だけではなかった。



気づけば 空は 星 だらけで

ライトが必要ないぐらいに 光っていた。


はぁ…。


「き、綺麗。」



思わず出た ため息と 言葉。


今まで大人達が言ってた事が

全部嘘で、今 俺が見てるこれが 正解なんだ。


動けない 脳みそが上手くこの正解を処理してくれない。


でも わかる事、確かな事は1つ。


「夜って。 こんなに」



こんなにも 綺麗だ。





「ねぇ! 次はこっち!」


彼女に手を引かれ

俺はベンチをたつ。


「こっちだよ! タカユキくんに

1番見せたいもの!」



そういって かけ登った 丘の上。



街のシェルターの明かり


空 のほぼ 全部を 星



ただ 綺麗って それしか出てこなくて。




「ね? 綺麗でしょ?」



少し離れた場所で はしゃぐ彼女は

この 夜の世界を 案内する 精霊のように思えた。



なんていうか それぐらい


思い描いていた ものとはかけ離れた

この 綺麗な 夜 に 俺達の興奮は 溶けていった。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





「本当に綺麗だった!


もう 瞳ちゃんの言う事は全部正しかった。 全部! 全部!」



「うん うん そうかい」



「本当におじさんにも見て欲しいぐらいだよ!」



「うん うん そうだね」



「本当に タカユキさん

あれからずっと この調子で。」




俺は ありったけの 思い を

おじさんに ぶつけていた。


嵐山精神内科の中で


3人 また あの 診察室で


おじさんは がはがは と笑いながら



ただ 至って真剣に 俺の いや 俺達の話を聞いてくれた。



「本当に… みんなに伝えたいよ

あんな 綺麗なら 外に出た方がいいじゃん」




「そうなんですけど」



「タカユキ、それに ひとみちゃん

世間はそれを 許してはくれない。


だから 今起こったこと、今見てきた事は 全部君達の 嘘 妄想だ。」


おじさんは見た事ないぐらい

真剣な顔で 助言してきた。



「そんな…。」



「タカユキ君!

これは 仕方ない事です。

夜 については 法律で禁じられてる上に

皆様は 命 の 危険を感じている。

そう なるように 教育されて来ました。


ですので 私達中学生がいくら

大声で叫んだとしても 周りの大人達は聞く耳を持ちません。」



「ましてや ここに通ってる様な子供の言う事じゃ なおさらなんだ」



おじさん…


下を向くおじさんは

どこか 悔しそうで。



諦めるしか…ないのか。



「でも 手がないわけじゃない

タカユキ それに ひとみちゃん

絵本を 書いてみるか?」



「「絵本?」」





おじさんは ボランティアで

定期的に保育園に 絵本の読み聞かせに

行ってるそうだ。



そこで 俺達が 作った絵本を読み聞かせる。


内容は 少し考えなきゃ行けないけど

子供達が少しでも夜のイメージを良くするためには 良いんじゃないかって






それから 何度も ひとみちゃんと

二人であって 物語を考えて


その時間が楽しくて、

彼女が 書く絵はとても可愛くて綺麗で…。



周りの大人達は いつもよりピリピリして見えた。

隠していた秘密を 俺達は知っている。

だからか 普段よりもずっと 大人達が使う言葉が信用できなくなっていった。




そしてその日が やってきた。


あぁ 彼女にあってから

これで 何度目の緊張だろう。



初めて彼女の部屋に入った時も

凄かった。 でも それと同じぐらい


いや たぶん それ以上に緊張してる。


心臓がもう 持ちそうにないかも。




目の前にはたくさんの保育園児達




「おねーちゃん達いったい何を読んでくれるの?」



「ねぇー なんだろうね〜


はい! では 始まりますよ!



手は おーひー ざ🎶」



ポニーテールの美人な先生が

子供達を聞く体勢に整えてくれる。



俺達は 小さな机の上に


自分達で書いた絵本を広げた。



「嘘つき ひまわり」


ひとみちゃんが 読み進めていく。


彼女からは 緊張の色は見えず

ただ この瞬間を楽しんでそうにみえた。




「ある所に 沢山のひまわりさん達が

いました。


そのひまわりさん達は 丸くて大きくて

光ってるものがだーいすきです。」





「はいはーい!

ひまわりって 太陽さんが 大好きなんだよ!」


「こら たかしくん お静かに!」



ワンパクそうな タカシくんが

先生に怒られて しょんぼりして席に座る。



ひとみちゃんは 微笑みながら続けた。


「そう! そのタカシくんの言う通り

ひまわりさん達は 太陽が大好きです。


だから 今日も 太陽さんに沢山話しかけます。



おはよー! 太陽さん!

ねぇ 僕は昨日いっぱい美味しいものを食べる夢を見たんだ!




ねぇねぇ 私は 昨日 蜂さんが

私の蜜をすってくれたの!




みんな それぞれ 太陽さんに話しかけます。



うん! うん! そうなんだねぇ!



太陽さんも それに応えて

みんなで楽しくお話をしています。



ですが、 そこに 1人 眠っている

ひまわりさんがいました。



もぉ〜うるさいなぁ なんて思いながら

この ひまわりは 眠っています。



だって このひまわりは

太陽 よりも お月様 が 大好きだから。



太陽さんが 沈んで 他のひまわりさん達が眠った頃


1人 静かなお月様とお話をするんです。



こんばんわ! お月様!

今日も 貴方はとても綺麗。



あら ありがとう。



そうやって この ひまわりは

みんなが起きている昼間にねむって


みんなが眠っている夜 に お月様とお話をします。




だから ひまわり達に嫌な事をたっくさん言われました。


おい! どうして お前は太陽さんとお話しないんだよ!



それは お月様だって綺麗だから。



お前一人だけ おかしいよ!


それに お月様なんて 見た事ない

太陽さん ぐらい 綺麗なわけないじゃないか!



それは みんなが 見た事ないからでしょ?

お月様だって 大きくて 丸くて 光ってて綺麗だよ!



嘘だ! お前は嘘つきだ!





それから ひまわり達はこのうそつきひまわりの事など聞きませんでした。



嘘つきひまわりは お月様と相談します。




どうしよ お月様。

僕一人になっちゃった。



嘘つきひまわりが泣いていると


お月様が 1つ約束をしてくれました。



じゃあ 今度 太陽さんと一緒に

みんなの前にでてあげよう。


ほんとに?


あぁ 次の日食の日に 君達の前で

お話をしよう。


その時は 皆に私の紹介をしてくれるね?



もちろん!





これでもう嘘つきひまわりは

もう 嘘つきよばわりされません。


その日から ずっと 嘘つきひまわりは

日食の日を待ちました。



ですが、 お天気は 雨の日がずっと

つづいて、 お月様どころか 太陽さんすら出てくれません。




お月様…僕 そろそろ 枯れてしまうよ。




少しだけ 暑さがマシになってきたころ


その日はやってきました。



あぁ! 太陽さん ひさしぶり!


いままで どこにいってたのー?



久しぶりの太陽さんにみんな

いーっぱい話しかけます。



今日はね 皆に紹介したい人がいるんだ!


ほら お月様だよ!





やぁ こんにちわ




ひまわりたちは とっても驚きました。


確かに 太陽さんほどじゃなくても

お月様も とても 丸くて 光ってて大きくて綺麗だったからです。


あの 嘘つきひまわりが言ってたことは全部本当でした。




ごめんよ!


君が言ってた事は本当にだったんだ!



みんな いっぱい 嘘つきひまわりに

謝りましたが、そこで 嘘つきひまわりは 最後の花びらを落として 言いました。




いいんだ。 みんなが分かってくれたなら。







それから その場所には

前より もっと多くの ひまわりさん達がいました。



この ひまわりさん達は太陽さんが大好き。


それと あと もう1つ 大好きなものが

できました。




こんばんわ! お月様!!!


おしまい。」



「わぁぁ!

ひまわりさん かわいそー」


「よく分からなかったけど

面白かった!」



あぁそっか よく分からなかったか。


まぁでも仕方ないか。



ふと 彼女を見るとやりきった感

今までで1番 可愛い笑顔だった。






その帰り道だった。



彼女が 倒れたのは。




どうやら 俺に会うずっと前から

重い病気だったらしい。



ずっと無理して動いてたらしい。



おじさんが伝えてくれた


彼女の最後の一言。


「タカユキくんが 分かってくれるなら

それでいいの」



………。






俺は大人になって

おじさんの 病院に務めていた。


窓から見えるひまわりは 今日も

元気そうだ。





コンコンッ



お、新規の患者さんか


「こんにちわ!」



小学生ほどの小さな女の子で


ツヤツヤした黒髪は 腰あたりまで

絹のような白い肌 通った鼻筋に

大きくて綺麗な瞳をしていた。



「ねぇ 先生

夜の世界って どんな なの?」






〜〜〜〜〜〜fin〜〜〜〜〜〜〜





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