一城治君は、いつも切ない。への応援コメント
一言感想。
“地味で冴えない日常”の中にある、思春期特有の切なさが、ものすごく上手かったです。
この作品、 大事件は何も起きていないんですよね。
誰かが告白するわけでもない。 青春のキラキラしたイベントがあるわけでもない。
でも、 “高校生の心の引っかかり” がすごくリアルでした。
特に主人公の、
自分、いつも切ないです。
この感覚。
これ、かなり青春そのものだと思いました。
悲しいわけでも、 怒っているわけでも、 明確に苦しいわけでもない。
でも、 “なんか切ない”。
その曖昧な感情を、 ずっと作品全体に漂わせているのが上手かったです。
あと、この作品かなり好きなのが、 主人公の自己認識です。
制服短い奴、髪の毛たたせてるやつ、 ふざけて横に広がり過ぎてるやつ。
ここ。
ちゃんと“周りを見ている人”なんですよね。
だからこそ、 自分だけが断れなくて、 頼まれて、 損な役回りをしていることも理解している。
でも反抗できない。
その情けなさが、 すごく高校生っぽかったです。
そして何より、 山田ラブブがめちゃくちゃ良かった。
まず名前のインパクトが強いのに、 ギャグキャラで終わらない。
「名前は正しく呼ばれないと、なんか切なくなるよね」
ここで一気に人物像が立ちました。
この作品、 “名前” がそのまま“存在の扱われ方”になってるんですよね。
主人公は、 自分の名前を誰にも正しく呼ばれない。
山田も、 本当は「らぶぶ」なのに、 勝手に「あい」と読まれる。
つまり二人とも、
“ちゃんと見てもらえていない側”
なんです。
だからこそ、 主人公が初めて「ニノマエ君」で呼ばれた瞬間が、 すごく刺さる。
恋愛未満なのに、 “理解された感覚” だけで胸が揺れる。
そこが本当に良かったです。
あと最後。
正しく読まれると、これまた違う切なさが胸に残った。
この一文、かなり好きでした。
“間違えられる切なさ” じゃなく、 “理解されてしまった切なさ”。
この感情、 すごく思春期っぽい。
自分を知ってほしいのに、 本当に見られると苦しくなる。
その矛盾が、 ものすごく綺麗でした。
そしてラストの、
胸に残る切なさに、なんだかドキドキが止まらなかった
ここ。
「あ、これ恋の始まりだ」
と読者だけが気づく終わり方で、 余韻がとても良かったです。
ご参加ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
はじめまして。
丁寧に読んでくださるだけでなく、ご感想にレビュー迄ほんとうにありがとうございます。
こちらの作品は色々と考えつつも、サッと日常を書き終えようと思って書いたためか、あまり読んでもらえることがなかったので、一時は本当に消去してしまおうかと思っていたものでした。
ですが、春風あくび様にここまで丁寧に読んでもらえたことで、書いてよかったなと改めて思う事が出来ました。
こちらの作品を読んでくださり、本当にありがとうございます。
ラブブとニノマエ君、どうなるのかは分からないのですが、その先が明るい未来であることを、春風あくび様のお陰で私も願う事が出来ました。
コメント本当にありがとうございます。励みになります。
一城治君は、いつも切ない。への応援コメント
こんにちは。お邪魔しております。
漢字の名前って、姓も個人名も読み方が難しかったりしますものねえ。簡単な字であっても、読み方が簡単とは限らないという……。
一君はこれから、らぶぶさんとお話する機会が増えたりするのでしょうか? なんだか青春ですよー。
作者からの返信
こんばんは、お越しくださりありがとうございます。
感じの名前の読み方って、本当難しいですよね。人名はこれから無茶な読み方はされないようになるそうですが、既存の読み方がなかなか無茶なので、読み方の悩みはまだまだ尽きそうにないですね。一君とらぶぶさん。これから仲良くなったら少し楽しいかもしれませんね。そんな風に感じてもらえて、とても嬉しいです。ありがとうございます!
一城治君は、いつも切ない。への応援コメント
らぶぶ…!
忘れられない名前になりました^ ^
作者からの返信
読んでくださりありがとうございます。
ラブブ。親御さんはどうしてそんな名前にしたのでしょうね。
色々と意味があるからこそ、子供は納得できるもの。
意味が無くても納得できる時が、親子の愛称の良さなんだと思います。
一城治君は、いつも切ない。への応援コメント
うわっ、私もイチジョウ君かと思ってました。
確かに名前をスッと読んでもらえないと、こうやりきれない気持ちあるんですよね……。私も本名の名前を一発で読まれたことない……
けれど、最後に共感できる人がいて、でも本当の読み方を呼ばれてもなんかドキドキして……くぅ、思春期って感じですね!
作者からの返信
読んで下さり、コメントにレビューまでありがとうございます。
この作品、ちょっと弱いかなぁ消しちゃおうかなぁ……と思ってウジウジしていたところでしたので「思春期って感じ」のお言葉が、本当に嬉しく感じました。ありがとうございます。一城治君達を救ってくださったのは、社侍音様ですよ!
あら……一発で読まれない本名なのですか?奇遇ですね…私もです。そのため、皆が読める平仮名の名前で執筆しております。
本当、読んで下さりありがとうございます!
編集済
一城治君は、いつも切ない。への応援コメント
どうしようもない切なさ⋯⋯「思春期」になると、一気にのしかかってくる自我の重さ。それを揺るがしてくれた山田さんとの、会話が爽やかなものに感じました。
作者からの返信
読んでくださり、コメントに素晴らしいレビューまでありがとうございます。
思春期と青春について、鋭く、わかりやすく解説してもらえて嬉しく存じます。
彼らの今後が新たな段階にはいるのかは分かりませんが、それぞれの時間を謳歌して欲しいと書きました。
本当にありがとうございます、励みになります!