白梟の止木

しろいななせ

プロローグ

よくある話だと思う。



「…ンッ!んぅ…」

「…きもちい?」


そう聞くと頷く女の人。


かわいいね。


中、あったかい。



「ィクの…もう、キて…!ユウッ、お、ネがィ…ンンッ」


快楽に抗えない様子で、言葉を必死に紡いでる。

抱き着こうと、こちらに腕を伸ばしているが

それには応えない。



「イ、クぅぅぅ…ッッ…!」


ビクつく身体に合わせるように

薄い膜越しに欲を放った。



欲しいとは、思えない。

何故か足りない。




「お疲れ様。



さようなら。」

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