〔委員長〕

これより予算委員会を再開いたします。

次に、民政改革党、古谷健二議員。

〔古谷議員（野党）〕

民政改革党の古谷であります。まず冒頭、与党「国民自由党」による裏金疑惑について質問いたします。

（ヤジ「まだやるのか」「当然だろ」混在）

【裏金問題：前半】

〔古谷議員〕

総理、あなたは前任の総理が相次ぐ不祥事で辞任した後、火中の栗を拾わされた中継ぎ内閣と揶揄されております。しかし説明責任から逃れることは許されません。まず伺います。裏金とされる政治資金について、総理はいつ、どの段階で詳細な報告を受けたのですか？

〔白洲総理〕

本件につきましては、昨年末に党本部より概要について報告を受けております。現在、詳細な事実関係について党として調査を実施しており、その結果を踏まえて適切に対応してまいります。

（野党席「調査中ばっかりだ！」）

〔古谷議員〕

調査中では国民は納得しません。あなたの調査中はいつまで続くのですか？

〔白洲総理〕

党として速やかに調査結果を取りまとめ、説明責任を果たしてまいります。透明性の確保に努める考えに変わりはありません。

【暴動関連：後半】

〔古谷議員〕

では次に、海外で拡大する暴動について伺います。国民の生命に直結する問題であり、的確な回答を求めます。

●質問①　邦人退避の判断が遅れたのではないか

〔古谷議員〕

暴動は中東アフリカから欧州へ拡大しています。にもかかわらず政府は邦人退避を民間航空に委ね、空港が使えなくなってから自衛隊機派遣を検討し始めた。これは明らかに後手ではありませんか？

〔白洲総理〕

邦人保護は政府の最優先事項であり、現地情勢を踏まえ外務省、防衛省と連携しつつ段階的な対応を行っております。自衛隊機の派遣を含む複数の退避手段について、現在も検討と調整を継続しております。

（野党席「答えてない！」）

●質問②　取り残された邦人数を把握しているか

〔古谷議員〕

現在、暴動発生地域に何人の邦人が取り残されているのか。政府は把握しているのですか？

〔白洲総理〕

現地通信の途絶により、全員の所在確認には至っておりませんが、把握可能な範囲で外務省が照会を進めております。確認作業を継続してまいります。

●質問③　暴動の原因を政府は把握しているか

〔古谷議員〕

暴動の原因について何らかの情報を得ていますか？ 得ていないなら調査しているのでしょうか。

〔白洲総理〕

各国政府および国際機関と情報交換を行っておりますが、現時点において暴動の主要因は国際的にも特定されておりません。WHO が調査を実施しており、政府としても必要な協力を行っております。

●質問④　欧州の暴動は日本でも起こり得るか

〔古谷議員〕

中東アフリカに続き、欧州では死者も伴う大規模な暴動が発生しています。日本でも同様のことが起こり得ると考えますか？

〔白洲総理〕

国内においては、警察を中心に通常の治安体制を維持しております。現時点で国外と同規模の暴動が発生する兆候は確認されておりません。ただし動向を注視し、必要に応じて体制の強化を行います。

●質問⑤　失踪事件・猟奇殺人と海外暴動の関連性は？

〔古谷議員〕

ここ数日、全国で失踪や猟奇的な殺人が増えているとテレビや新聞では報じられています。SNSでは「海外の暴動と同様の現象ではないか」と騒ぎになっていますが、政府は関連があると考えていますか？

〔白洲総理〕

警察庁より報告を受けておりますが、各事案は現在捜査中であり、海外情勢との関連について現時点で確認されている事実はございません。引き続き情報収集と分析を行い、国民の不安払拭に努めてまいります。

〔古谷議員〕

「確認されていない」ではなく「把握できていない」のでは？ 政府の対応は後手そのものです！

(ヤジ、委員長の静粛要請)

〔委員長〕

以上で古谷議員の質疑を終わります。