第23話カラスとツルのギャグコント

《光子と優子のギャグコント:黒VS白 in 美香お姉ちゃんち》


(舞台は真夏の夜。美香お姉ちゃんのマンションのリビング。テーブルを片付けて即席の舞台に。光子は黒マントをまとい、優子は白ストールを肩に掛ける。観客はソファに座った美香とアキラ。)


 ⸻


【冬のシーン】


 光子(ドヤ顔で登場)

「見てん!俺の真っ黒ボディ!冬でも太陽当たったらポッカポカやけん!言うたら俺、歩く“コタツ”たい!」


 優子(すかさず一閃)

「電気代払えや!」


(美香、早くも吹き出す)


 光子(胸を張って)

「しかも高級感あふれとーけん、俺のあだ名は“漆塗りフェラーリ”!」


 優子(ズバッと)

「いや、ただのカラスやろ!」


(アキラ「ぶっ!」と咳き込みながら笑う)


 光子(さらに暴走)

「逆にあんた真っ白やけん、雪ん中じゃ保護色やろ?つまり存在感ゼロ女!」


 優子(冷酷に)

「言うたな?その存在感ゼロに毎日ツッコまれとるのは誰や?」


 光子(小声で)

「……俺です」


(美香、腹抱えて笑い転げる)


 ⸻


【夏のシーン】


(セミの鳴き声を口真似で再現しながら光子登場。)


 光子(汗だくで)

「あっつぅ~~~!黒ボディ、太陽で丸焼き!今の俺、完全に“焦げたせんべい”やん!」


 優子(冷たく)

「誰が食うか、そんなゲテモノ!」


 光子(床に崩れ落ち)

「あぁ~もう、ダメや…俺は避暑地に行くばい!軽井沢とか那須高原とか…」


 優子(客席=美香とアキラに向かって)

「ここ北海道やろ!ここが避暑地やないと、どこが避暑地やぁーー!」


(美香、ソファに崩れ落ちて「やば…腹痛い!」と笑い泣き)


 光子(ふらふらしながら)

「じゃあ北極に移住するばい!ペンギンと仲良う暮らすっちゃん!」


 優子(即ツッコミ)

「ペンギン南極や!!」


(アキラ、椅子からずり落ちそうになりながら爆笑)


 光子(めげずに)

「ほんならシロクマと友達になる!氷の上で寝転んでアイス食うっちゃん!」


 優子(鋭く一閃)

「いや、お前、シロクマのエサやろ!」


(美香、笑いすぎて顔真っ赤に)


 光子(さらに妄想)

「北極行ったら俺の黒ボディ、“モノトーンの貴公子”って呼ばれるっちゃん!」


 優子(ズバッと)

「ただの“的”や!」


(アキラ、腹押さえて「ぐふっ、死ぬ死ぬ!」)


 光子(ぐったりしながら)

「……やっぱ北極もダメやったか。ならもう、月にでも引っ越すしかなかね」


 優子(大声で一閃)

「宇宙規模で迷惑かけんな!!」


(美香とアキラ、笑いすぎて顔が引き攣る)


 ⸻


【ラスト】


 光子(まだ立ち上がろうとして)

「でも黒って痩せて見えるんよ?今日の俺、スマートに見えとるやろ?」


 優子(最後の一閃)

「いや、それ、ただの“着痩せカラス”や!」


(観客=美香とアキラ、同時に崩れ落ちて笑い転げる)


 二人そろってポーズ決めて


 光子「黒でも白でも…」

 優子「ボケでもツッコミでも…」

 二人「結局、笑いすぎて顔が引き攣るってことやね!」


(美香「腹筋崩壊したぁぁ!」アキラ「もう笑えん!顔引きつっとる!」)


 カーテンコール。



 爆笑ギャグコント:ポッキーとスルメイカ


(光子、猫の真似してスリスリしながら登場)

 光子:「にゃ~ん♡ あたしが伝説の猫ポッキーやけん!毛の色がマーブルポッキーに似とるって妹に名付けられたとよ!」


 優子:「いやいや、妹のセンスどうなっとーと?お菓子から取るなや。ポッキー怒るばい!」


 光子:「最初は『ジジ』って名前になりかけたっちゃけどね~、黒猫じゃないけん却下やったとよ!」


 優子:「そりゃそうやろ!黒猫じゃなかったら『ジジ』詐欺やん!」


 ⸻


(光子、神棚を見上げて鼻をひくひくさせる)

 光子:「くんくん…おや?なんかええ香りするばい?…うわぁ~、正月に神棚にスルメイカが飾ってあるやん!」


 優子:「飾るもん間違っとるやろ!普通は鏡餅とかみかんやん!」


 光子:「いやいや、うちの神様はビールのつまみ派なんよ!」


 優子:「どんな居酒屋の神様やねん!」


 ⸻


(光子、イカを食べるジェスチャー)

 光子:「いただきま~す!モグモグモグ…うまぁ~!ゲプッ!もうお腹いっぱいでご飯いらんわ!」


 優子:「食いすぎやろ!お前、神様に捧げたもん全部持っていくな!」


 光子:(苦しそうに横になる)「うへぇ~、気持ち悪い~…動けん…」


 優子:「ほら見ろ!イカで消化不良やん!人間でも腹壊すやつを猫が食うな!」


 ⸻


(光子、母親の真似)

 光子:「あんた!イカ食べたやろ!バカやない?獣医さん行くよ!」


 優子:「母ちゃんもツッコミキレキレやん!」


 ⸻


(光子、車に乗せられる猫の真似)

 光子:「にゃ~…救急車ば呼んでくれ~…いや違う、タクシーか?いや動物病院カーやろか!?」


 優子:「どれでもよか!はよ行け!」


 ⸻


(光子、薬を飲む仕草をしてピョンと跳ねる)

 光子:「あっ、治った!もうイカは見たくもなかぁ~!」


 優子:「学習したならよし!でも翌年からイカ見ただけで拒絶反応て、トラウマ強すぎやろ!」


 ⸻


(光子、餌をねだるポッキーの真似)

 光子:「ごはんちょうだい♡ にゃ~ん」


 優子:「可愛いかね~。でも母ちゃんが一言――」


(光子、母の声真似)

 光子:「さーて、人間どもの“エサ”ば作るか~」


 優子:「待て待て待て!人間がエサで猫がご飯って、逆転現象起きとるやん!」


 光子:「あたし猫の勝ち組~!」


 優子:「黙れバカ猫!」


 ⸻


(最後に2人でポーズ)

 光子:「イカ食べてグロッキー♪」

 優子:「人間はエサでショッキー!」


 \ドッカーン大爆笑!/


 ⸻


 そしてこのネタを美香お姉ちゃんのマンションで披露したら――

 美香とアキラ、笑いすぎて顔が引きつりながら床を転げ回る。


 美香:「あははは!お腹痛いってば!」

 アキラ:「やべぇ…筋肉つる…!救急車呼ぶの俺らやんか!」




 拡大版ギャグコント:ポッキーとスルメイカ事件 in 美香お姉ちゃん宅


(光子、猫耳カチューシャ装着して四つん這いで登場)

 光子:「にゃにゃーん!あたしは伝説の猫ポッキー様!妹が“マーブルポッキーに似とる”って名付けたんやけど~!どう?お菓子感あるやろ?」


 優子:「お菓子感とかいらんけん!てかお前、完全にコスプレ暴走列車やん!」


(美香、笑いながら止めに入る)

 美香:「ちょ、あんたら!マンションで猫化するなって!」


 アキラ:(吹き出しながら)「しかもネタがマーブルポッキー由来て!センスどうなっとーと!」


 ⸻


(光子、神棚を見上げるポーズ)

 光子:「ん?なんやこの香りは……!くんくん……うぉぉぉお!スルメイカやーん!神様、酒飲みすぎやろ!」


 優子:「いや神棚にスルメ置くな!神様を居酒屋マスターにすんな!」


 美香:(腹抱えて)「あはは!うちの神様もつまみ派やったら毎晩宴会やん!」


 アキラ:「しかもスルメ全部食われる神棚とか、罰当たりすぎやろ!」


 ⸻


(光子、食べる真似)

 光子:「いただきまーす!もぐもぐ!……ゲフゥ!お腹パンパン!もう人間のエサはいらんわ!」


 優子:「エサ言うな!お前が猫になりきるせいで、俺らまでエサ扱いやろ!」


 美香:(笑い泣きしながら)「あはは!人間がエサって!双子の世界観ぶっ飛びすぎ!」


 アキラ:(床に倒れて)「腹筋崩壊するけんやめてくれ~!」


 ⸻


(光子、倒れ込みながら苦しむ)

 光子:「うへぇ~!気持ち悪い~!救急車~!……いや違う!獣医呼べぇ~!」


 優子:「どっちでもええわ!とりあえず保険証持っとけ!」


 美香:「猫に保険証いる!?」


 アキラ:「てか獣医で受付したら“飼い主は双子です”って言うんか!?」


 ⸻


(光子、母の真似で立ち上がる)

 光子:「あんた!イカ食べたやろ!バカ猫!動物病院行くよ!」


 優子:「母ちゃんツッコミも最強やけん!」


(美香、涙拭きながら)「ちょ、笑い死ぬ!やめてほんと!笑いすぎて呼吸困難!」


(アキラ、肩つりながら)「俺もうダメ!筋肉つる!サックス吹けん!」


 ⸻


(光子、薬を飲む真似して急に元気に)

 光子:「よっしゃ治った!もうイカは拒絶反応よ!イカ見ただけでブルブルするけん!」


 優子:「完全にトラウマ!ポッキーの猫人生ハードモードやん!」


 ⸻


(光子、猫ポーズで餌をねだる)

 光子:「にゃ~ん♡ ごはんちょうだい♡」


 優子:「母ちゃんは人間のことエサ扱いするけん、覚悟せぇよ」


 光子(母の声真似):「さーて、人間どものエサ作るか~」


 美香&アキラ:「ぶはははははは!!!」


(美香、ソファから転げ落ちる)

 美香:「あっはっは!苦しい!やめて!腹筋がもう死ぬー!」


(アキラ、顔引きつりながら)

 アキラ:「助けてくれ!この双子、笑いで人殺す気やろ!」


 ⸻


(ラスト、双子がポーズ)

 光子:「イカ食ってグロッキー!」

 優子:「人間エサでショッキー!」

 光子&優子:「ありがとーございましたー!!」


 \ドッカーン大爆笑/




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